「WordPressで学ぶPHP(4)通信編」を発売しました。
本書は、「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造編」「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」の続編にあたり、Webブラウザとサーバー(PHP)との通信と、PHPから他のサーバーに通信することについて解説します。
Movable TypeとGoogle Homeの連携
この記事は、Movable Type Advent Calendarの20日目です。
Google Home(Googleアシスタント)を使うと、音声で情報を検索したりなど、いろいろなことができます。
また、プログラムを作って、独自の機能を作ることもできます。
その例として、Google HomeからMovable Typeに声で記事を投稿するものを作ってみました。
1.デモ
デモは以下の動画をご覧ください。
2.仕組み
Googleアシスタントに独自の機能を追加する方法の1つとして、DialogFlowがあります。
DialogFlowを使うと、比較的簡単に独自のアプリを作ることができます。
DialogFlowでは、「〇〇と言われたら□□と答える」といった単純なパターンであれば、その流れを登録するだけで、プログラムなしで作ることができます。
例えば、デモの最後で「あなたのお名前は」という部分がありましたが、これは以下の画面のように簡単に定義できます。
また、状況によって返事が変わったり、何か他の処理をしたい場合は、フォールバックのプログラムで処理を行うようにすることもできます。
プログラムには、音声認識された結果などがJSONで渡されます。
そのJSONを元に処理を行って、Googleアシスタントに発音させたい文章などをJSON形式で返すようにします。
今回の例では、記事のタイトルや本文を得たり、それらをMovable Typeに投稿する処理を、フォールバックのプログラムで行っています。
プログラムはPHPで作り、拙作のPHP用Data APIライブラリを使って、Movable Typeに記事を投稿するようにしました。