「WordPressで学ぶPHP(4)通信編」を発売しました。
本書は、「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造編」「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」の続編にあたり、Webブラウザとサーバー(PHP)との通信と、PHPから他のサーバーに通信することについて解説します。
Data API Library for Xamarin(その1・概要)
Movable TypeのData APIでは、各種のプログラム言語からMovable Typeのデータにアクセスすることができます。
そのライブラリの1つとして、クロスプラットフォーム開発環境のXamarinに対応したものを作りました。
Android/iOS/Windows Phone対応アプリの開発などに利用することができます。
今日はその概要を紹介します。
1.Xamarinの概要
Xamarin(「ザマリン」と発音)は、マイクロソフトが提供しているクロスプラットフォーム開発環境です。
iOS/Android両対応のアプリ開発はもちろんのこと、Windowsアプリなどの開発を行うこともできます。
プログラム言語としてはC#を使います。
Windowsでは、開発ツールのVisual Studioに同梱する形で提供されています。
またMacでは、Xamarin Stduioか、Visual Studio for Macで利用することができます(ただしVisual Studio for Macは本記事執筆時点ではプレビュー版)。
企業でアプリを開発する場合は有償ライセンスが必要ですが、個人であれば無償のライセンス(VIsual Studio Communityなど)を利用することができます。
2.Data APILibrary for Xamarinの概要
Data API Library for Xamarinは、Xamarinで開発するアプリに組み込むことができるライブラリです。
Movable TypeのData APIでのアクセスを行いやすくすることができます。
Xamarinでは、iOSアプリやAndroidアプリを開発する手法として、以下のどちらかを選ぶことができます。
- ネイティブ開発に近い手法(Xamarin.iOS/Xamarin.Android)
- ユーザーインターフェースの開発まで共通化する手法(Xamarin.Forms)
Data API Library for Xamarinは、上記のどちらの手法でも使うことができます。