阪急もなにわ筋線に乗り入れ

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昨日のYahooのトップに、「阪急もなにわ筋線に乗り入れ」というニュースが出ていました。
阪急沿線(兵庫県伊丹市)生まれで、鉄道好きな私としては、なかなか興味深い話です。

なにわ筋線は、大阪市の中心地を南北に通る計画の地下鉄路線です。
南側でJRと南海に乗り入れて、新大阪・京都方面と関西国際空港を結ぶことが、メインの役割になります。

ここに、阪急も加わることになったというのが、昨日のニュースです。
阪急が、十三駅の地下から、なにわ筋線のうめきた地区に作られる新駅の間に新線を建設して乗り入れるとのことです。
実現すれば、阪急沿線から大阪市内中心部や関空方面へのアクセスが良くなります。

ただ、阪急とJR・南海とは、線路の間隔が違います。
阪急は標準軌(1435mm)であるのに対し、JRと南海は狭軌(1067mm)です。
最初にニュースのタイトルを見た時に、この点をどうするのかと思いました。
ニュースによると、阪急は狭軌用に新たに車両を開発するとのことでした。

しかし、それだと阪急の既存の各路線には乗り入れることはできません。
また、既存の各路線への乗り入れについては、ニュースでは報じられていません。
ただ、乗り入れできるようにするには、十三からのうめきたまでの新線を作るだけの場合と比べて、巨額の投資が必要になると思います。
そのため、おそらく新線は十三止まりで、それより先は乗り換えということになると思われます。

とは言え、計画が実現すれば、阪急としては数十年ぶりの新路線です。
「2030年の開通を目指す」とのことで、楽しみです。