theme.yamlに記事フィールド/ページフィールドを入れるプラグイン

MTQで、テーマのtheme.yamlにブログの各種の設定を入れたいという質問が出ていました。
多くの設定は標準の機能で入れることができますが、記事フィールド/ページフィールドの設定はブログではなく権限の一種として保存されるので、標準機能ではtheme.yamlに入れることができません。
そこで、記事フィールド/ページフィールドの設定をtheme.yamlに入れられるようにするプラグインを作ってみました。

1.インストール

プラグインは以下からダウンロードします。

DefaultEPPrefs_1_00.zip

ダウンロードしたZipファイルを解凍すると、「plugins」フォルダができます。
このフォルダを、Movable Typeのインストール先ディレクトリにアップロードします。

2.使い方

テーマのtheme.yamlを手動で書き換えて、「elements」の下の階層に、以下のような記述を入れます。

elements:
  default_epprefs:
    importer: default_epprefs
    data:
      entry: 記事フィールド
      page: ページフィールド

記事フィールド/ページフィールドには、初期状態で表示したいフィールドの名前を、コンマで区切って指定します。
Movable Typeの標準のフィールドの名前は、以下の表の通りです。

フィールド名前
タイトルtitle
本文text
概要excerpt
キーワードkeywords
タグtags
カテゴリcategory
コメントfeedback
アイテムassets

また、カスタムフィールドを初期状態で表示するようにしたい場合は、名前として「customfield_ベースネーム」のような値を入れます。

3.例

記事フィールド/ページフィールドとして、以下を指定したいとします。

設定項目フィールド
記事フィールドタイトル、本文、カテゴリ、「価格」カスタムフィールド、「写真」カスタムフィールド
ページフィールドタイトル、本文、「ogimage」カスタムフィールド

また、各カスタムフィールドのベースネームが以下のようになっているとします。

カスタムフィールドベースネーム
価格price
写真photo
ogimageogimage

この場合、theme.yamlの「elements」の下の階層に、以下のような記述を入れます。

elements:
  default_epprefs:
    importer: default_epprefs
    data:
      entry: title,text,category,customfield_price,customfield_photo
      page: title,text,customfield_ogimage