「WordPressで学ぶPHP(4)通信編」を発売しました。
本書は、「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造編」「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」の続編にあたり、Webブラウザとサーバー(PHP)との通信と、PHPから他のサーバーに通信することについて解説します。
記事/ウェブページ/テンプレートの同時編集を防ぐプラグインβ1(その2・編集中状態の変化と確認)
記事/ウェブページ/テンプレートの同時編集を防ぐプラグインでは、個々の記事等について「編集中」という状態をデータベースに保存し、それによって同時編集を防ぐようになっています。
この「編集中」状態がどのように変化するかを解説します。
1.「編集中」になるタイミング
記事一覧等の管理画面で、編集したい記事等のリンクをクリックすると、サーバー側で処理が行われて、記事等の編集ページに遷移します。
このサーバー側での処理の中で、「編集中」の状態になります。
2.「編集中」が解除されるタイミング
記事等の編集のページから別のページに遷移したり、ブラウザのタブやウィンドウを閉じたタイミングで、「編集中」の状態を解除します。
なお、解除の処理は同期通信で行いますので、CGIで動作しているMovable Typeでは、2~3秒程度の時間がかかります。
そのため、当プラグインをインストールした状態で、記事等の編集ページを閉じようとすると、すぐに閉じられずに、ワンクッションおいてから閉じるような動作になります。
3.「編集中」状態の確認
記事およびウェブページの一覧のページでは、「表示オプション」に「編集中」の項目が追加されます。
このチェックをオンにすると、記事/ウェブページ一覧に「編集中」の列が追加されます。
編集中の記事/ウェブページでは、編集を行っているユーザーの名前が表示されます。
テンプレートの一覧のページでは、「表示オプション」の設定がないので、「編集中」の項目を常時表示するようにしています。
記事等の一覧のページと同様に、編集中のテンプレートでは、編集しているユーザーの名前が表示されます。