株安連鎖止まるか

今週(2016年2月8日~12日)の株式市場は、大波乱の展開になりました。
ただ、週末の欧米市場は上昇して終わり、わずかですが光明が見えました。

昨日の欧米市場は全般的に堅調でした。
ニューヨークダウが313.66ドル高の15,973.84ドルで終わったのを始め、イギリスやドイツもプラスで終わりました。
特に、原油先物は10%以上も上がりました。

このような流れの中で、日経平均先物も大きく上がり、15,400円台に乗りました。
円高も若干緩和して、1ドル=113円台になりました。
このまま特に問題が出なければ、週明けの東京市場は大きく上昇してスタートすると思われます。

2月12日の東証一部では、新安値銘柄が1,023に上りました。
過去20年で新安値銘柄数が1,000を越えたのは、2008年1月に世界的に金融危機が深まった時と、2008年10月のリーマンショックの時、そして2011年3月の東日本大震災の時だけです。

また、日経平均株価の13週移動線からの乖離率が、-17.77%にもなりました。
過去20年で見て、リーマンショックの時を除くと、最も激しい下方乖離が起こっている状態です。

このように、現在はかなり異例な下げが起こっている状態です。
来週の株式市場が無事に進むことを祈ります。