急激な円高

世界同時株安が続いていますが、その一方で急激な円高が進んでいます。
この記事を書いている時点で、1ドル=112円台に突入しています。

日本円は世界的には安全資産とみられています。
そのため、金融不安が過熱すると、円を買う動きが強まって円高になりやすいです。

2014年秋以降、つい先日までは、1ドル=120円近辺の動きが続いていました。
しかし、今年に入ってからの株価下落に伴い、円高が進んできました。

昨日(2016年2月10日)、アメリカ連銀のイエレン議長が利上げのペースを落とすことを示唆する発言をしました。
それを受けて円が一段と買われ、円高が急に進んでいます。

今日は日本は祭日で市場が開いていませんが、この分だと明日の東京市場も大きく荒れる展開になりそうです。
今日の欧米市場がさらに下落し、円高が一段と進むようだと、日経平均株価が一気に15,000円を割ることも考えられます。
欧米市場が落ち着くことを祈りたいです。