アルファサード株式会社様がMTOSのメンテナンスを継続

Movable Typeのサードパーティーの1つであるアルファサード株式会社様が、MTOS(Movable Type Open Source)のメンテナンスと、PowerCMSのサポートを行う正社員を募集しています。

MTOSメンテナー/PowerCMSサポートエンジニア(兼務-正社員)の募集について(PowerCMSブログ)

MTOS(Movable Type Open Source)は、Movable Type 4.1とともに提供が始まりました。
しかし、Movable Type 6.0へのバージョンアップとともに提供が終了しました。

Movable Type 5.2ベースのMTOSは、2014年9月でサポートが終了しました。
2015年9月30日までは、セキュリティ上の深刻な不具合は修正されますが、それ以外の修正は行われません。
また、2015年9月30日以降は、一切のサポートがなくなります。

ただ、これまでにMTOSを導入して構築された案件も多数あります。
今後、そういった案件に対して、サポートがなくなるのは問題です。
そこで、アルファサード株式会社様が、MTOSへのサポートをビジネスの1つにすることを検討されたようです。

また、単なるサポートとしてだけでなく、以下のようなことも、募集の背景として挙げられています。

  • Movable Type / PowerCMS の開発者、Web制作者の裾野を広げる
  • より実験的な Movable Type、例えばコメントやトラックバックを切り離した小さなMovable Type、あるいはスクリーンリーダーで管理画面が扱えるアクセシブルな Movable Type といった実験的、派生的なプロジェクトの推進
  • Movable Type / PowerCMS エンジニアの育成
  • Webサービスのエンジンなどに利用可能なオープンソースのテンプレートエンジン、ORマッパとしての利用促進
  • MTOS メンテナンスの過程で得られた成果・知見の本体へのフィードバック、還元

「業務の比率はサポートの状況に左右されます。」とのことで、募集した社員はMTOS専従になるわけではありません。
また、「その時の方針によりMTOSのメンテナンスを当社で継続しなくなる場合があります。」とも書かれています。
しかし、MTOSのサポートが一切なくなるよりは、一歩前進と言えると思います。