MTOSインストール済みVagrant環境の使い方(その1)

先日行われたMTDDC 2013で、「Vagrantのすすめ」というLightning Talkをさせていただきました。
その中で紹介した「MTOSインストール済みVagrant環境」の使い方を解説します。
短時間でMTOSインストール済みのローカル環境を作ることができます。

1.Vagrantとは

まず、「Vagrant」について簡単に紹介します。

Vagrantは、大まかにいえば、「仮想環境をコマンドで管理するツール」です。
仮想環境の作成/設定/起動/終了などの操作を、コマンドで行うことができます。
そのため、同じ環境を多数作成したり、他の人に配布したりといったことを行いやすくなります。

元々はVirtualBox用のツールでした。
現状も、基本的にはVirtualBoxと組み合わせて使います。
ただ、VirtualBoxだけでなく、VMWareやAmazonEC2にも対応しています。

MTOSインストール済みVagrant環境では、Vagrantの仕組みを活用して、MTOSインストール済みのローカル環境を短時間で作れるようにしました。
nginx/PSGIを組み込んでありますので、管理画面のレスポンスも良好です。

2.VirtualBoxとVagrantのインストール

MTOSインストール済み環境を使うには、まずご自分のパソコンにVirtualBoxとVagrantをインストールします。
それぞれ以下からダウンロードします。

3.MTOSインストール済み環境の初期化

VirtualBoxとVagrantのインストールが終わったら、MTOSインストール済み環境を初期化します。
ハードディスクにVagrant用の作業フォルダを1つ作り、そこで作業を行います。

3-1.Windowsの場合

Windowsの方は、コマンドプロンプトを起動して、以下の順にコマンドを入力します。

ドライブ名:
md 作業フォルダ名
cd 作業フォルダ名
vagrant init mt http://bit.ly/14YqsP7

例えば、Dドライブのルートに「mt_vagrant」という作業フォルダを作るとします。
この場合、以下のコマンドを入力します。

d:
md \mt_vagrant
cd \mt_vagrant
vagrant init mt http://bit.ly/14YqsP7

3-2.Macの場合

Macの方は、ターミナルを起動して、以下の順にコマンドを入力します。

mkdir 作業フォルダ名
cd 作業フォルダ名
vagrant init mt http://bit.ly/14YqsP7

例えば、自分のホームフォルダに、「mt_vagrant」という作業フォルダを作るとします。
この場合、以下のコマンドを入力します。

mkdir mt_vagrant
cd mt_vagrant
vagrant init mt http://bit.ly/14YqsP7

4.仮想環境の起動

仮想環境を起動するには、作業フォルダに入った状態で、「vagrant up」のコマンドを入力します。

Windowsの方だと、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。

ドライブ名:
cd 作業フォルダ名
vagrant up

また、Macの方はターミナルで以下のコマンドを実行します。

cd 作業フォルダ名
vagrant up

仮想環境の起動中は、その進捗状況が表示されます。
そして、起動が終わると、コマンドを入力できる状態に戻ります。

なお、仮想環境の初回起動時には、仮想環境のファイルをダウンロードするので、その分の時間がかかります。
また、2回目以降の起動時も、起動には数十秒程度の時間がかかります(マシンのスペックによります)。

5.MTOSにログイン

仮想環境が起動したら、Webブラウザで「http://localhost:8080/mt/mt.cgi」にアクセスします。

5-1.初回起動時

初回のアクセスの際には、MTOSのインストールウィザードが起動します。
最初の画面では、ユーザー名/表示名/パスワードを自分で決めて入力します。
またメールアドレスも入力して、「システムのメールアドレスとして利用する」のチェックをオンにします。

アカウントの作成

次の画面では、ウェブサイト名を入力し、テーマを選びます。
なお、ウェブサイトURLとウェブサイトパスは、通常は初期値のままにしておきます。
この後、「インストール」ボタンをクリックすると、MTOSがインストールされます。

ウェブサイトの作成

次回以降は、「http://localhost:8080/mt/mt.cgi」にアクセスすると、MTOSのログインのページが開きます。
自分で決めたユーザー名/パスワードでログインします。

6.仮想環境の終了

MTOSでの作業が終わったら、作業フォルダに入り、「vagrant halt」のコマンドを実行して、仮想環境を終了します。

Windowsの方だと、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。

ドライブ名:
cd 作業フォルダ名
vagrant halt

また、Macの方はターミナルで以下のコマンドを実行します。

cd 作業フォルダ名
vagrant halt

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