Movable Typeそろそろ次バージョンの開発入り?

2012年9月26日にMovable Type 5.2がリリースされて以来、およそ9か月が経過しました。
そろそろ、次バージョン(6.0?)の開発に入る模様です。

コンピュータ関係では、製品の開発を進める際に、コードネームを付けることがよくあります。
例えば、Intelから先日発売された第4世代Core iプロセッサは、開発段階では「Haswell」というコードネームで呼ばれていました。

Movable Typeも、開発段階ではコードネームがつけられています。
バージョンが上がるたびに、コードネームの先頭のアルファベットが1文字ずつ進められてきました。
Movable Typeのバグトラッキングシステムを見ると、リリースのマイルストーンをコードネームで表しています。
Movable Type 5.0以降は、以下のコードネームが使われてきました。

バージョン公開日コードネーム
5.02009年11月26日Greyhound
5.022010年5月12日Hyperion
5.12011年5月25日Iliad
5.22012年9月26日Jocasta
5.2.12012年10月30日Kodos
5.2.42013年2月20日Lepus
5.2.52013年5月15日Mobius
5.2.62013年6月5日Nirvana

「N」まで進んだので、次は「O」から始まるコードネームがつけられるはず・・・と思いきや、そのようなコードネームはありません。
一方、今後のマイルストーンを見ると、「Aoni M2」「Aoni M3」など、「Aoni」のコードネームが使われています。
またこれまでは、新バージョンの開発期間に入ると、コードネームに「m1」「m2」などのマイルストーンごとの番号がつけられていました。

5.2がリリースされてから、9か月ほど経過しています。
また、5.0のリリースから見ると、約3年半経過しています。
コードネームがAに戻り、「M2」などの番号が付けられたことからすると、次バージョン(6.0?)の開発に入ると思われます。

また、Movable Typeのコア部分(MTOS相当)のコードは、GitHubで公開されていて、日々更新されます。
しかし、新バージョンの開発に入ると、開発がある程度進むまでは、GitHubにはコード公開されなくなります。
5.2.6リリース後、GitHubの更新が止まっていますので、この点からも新バージョンの開発に入ったと思われます。

なお、6月29日(土)に開催するMTCafe Saitama 2013では、シックスアパートのMovable Typeのマネージャーである長内氏も来られます。
新バージョンについて聞いてみたいと思います。