CentOS 6.x用MTOSインストールスクリプト(その1)

先日、Twitterで@wokamotoさんの以下のツイートを見かけました。
CentOS 6.x用のMTOSインストールスクリプトを公開されていました。

早速スクリプトを試して、若干修正したものを公開します。
スクリプト自体は全自動で動作しますが、その前後の作業もあって手順がやや長いので、2日に分けて使い方を解説します。

1.概要

Movable Type 5.2で、nginx+PSGIに対応しました。
その環境を作れば、管理画面のレスポンスが大幅に向上し、かなり使いやすくなります。
ただ、nginxやPSGIの環境を作るのは、手間がかかることです。

今回公開されたスクリプトを使うと、CentOS 6.x上で、nginx+PSGI環境のMTOSを全自動で作ることができます。
CentOSはサーバー用Linuxの中で特によく使われていて、対応しているVPS/クラウド/専用サーバーも多いです。
今回のような自動インストールスクリプトがあれば、VPS等でMTOSを手軽に始めることができます。

冒頭で述べたように、こちらでスクリプトの動作を試してみました。
そして、スクリプトの以下の処理を追加してみました。

  • CentOSにMTOS管理用ユーザーを作成
  • MySQLのデータベースの文字コードを設定
  • MySQLのrootユーザーのパスワードを設定
  • Movable Typeのデータベースの名前/ユーザー名/パスワードを設定
  • nginxのアップロードサイズの上限を設定

2.スクリプトのダウンロードと書き換え

このスクリプトは、インストールが終わったばかりのCentOS 6.xに、nginx/MySQL/PHP/Perl/MTOSなどの一式をまとめてインストールします。
nginx/MySQL/PHP/Perlは、いずれもまだインストールしていない状態を想定しています。
インストールは全自動で進みますので、スクリプトを実行して、あとは放っておくことができます。
サーバーのスペック等によりますが、インストール完了まで1~2時間ぐらいかかります。

スクリプトは以下からダウンロードします。

mt.sh

ダウンロードしたファイルの先頭の方に、ユーザー名やパスワードを指定する部分があります。

# user settings
LoginUser='mt'
LoginPass='pass'

# database settings
DBName='mt'
DBUser='mt'
DBPass='pass'
DBRootPass='hoge'

これらの各行を、以下のように書き換えます。

項目内容
LoginUserMTOS管理用ユーザーのユーザー名を指定します。
ここで指定したユーザーを、CentOSに自動的に作成します。
LoginPassMTOS管理用ユーザーのパスワードを指定します。
DBNameMTOS用のデータベースの名前を指定します。
ここで指定したデータベースを、MySQLに自動的に作成します。
DBUserMTOS用のデータベースに接続する際のユーザー名を指定します。
ここで指定したユーザーを、MySQLに自動的に作成します。
DBPassMTOS用のデータベースに接続する際のパスワードを指定します。
DBRootPassMySQLのrootユーザーのパスワードを指定します。
ここで指定したパスワードを、MySQLに自動的に設定します。

例えば、以下のようにしたいとします。

項目設定
管理用ユーザーのユーザー名melody
管理用ユーザーのパスワードnelson
MTOS用データベースの名前mtos
MTOS用データベースに接続する際のユーザー名mtos_melody
MTOS用データベースに接続する際のパスワードmtos_nelson
MySQLのrootユーザーのパスワードrootpass

この場合、mt.shの先頭の部分を以下のように書き換えます。

# user settings
LoginUser='melody'
LoginPass='nelson'

# database settings
DBName='mtos'
DBUser='mtos_melody'
DBPass='mtos_nelson'
DBRootPass='rootpass'

スクリプトを書き換えたら、ファイルを保存します。
その際には、改行コードがLFになるようにします。

3.スクリプトの実行

ファイルを保存したら、そのファイルをCentOSにアップロードします。
そして、CentOSにログインします。
この後、以下順にコマンドを入力して、スクリプトを実行します。
「/path/to」の部分は、スクリプトのファイルをアップロードしたディレクトリに置き換えます。
また、「su」のコマンドを実行すると、CentOSのrootユーザーのパスワードを入力することが求められますので、パスワードを入力します。

cd /path/to
chmod 755 mt.sh
su
./mt.sh

これでインストールが始まります。
前述したように、インストールには1~2時間程度かかります。
インストールが終わると、以下のように表示されます。

******************************
******* MTOS Installed *******
*******  Let's enjoy!  *******
******************************

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