「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」の続編にあたり、PHPの「データ構造」(配列とオブジェクト)について解説します。
配列やオブジェクトは、頭の中で考えるだけでは、イメージがつかみにくいです。本書では図を多用して、配列やオブジェクトをなるべく分かりやすく解説することを心がけました。
Kindle本で、定価250円です。
システムメニューを常に表示する(その2)
昨日の続きで、Movable Typeの管理画面でシステムメニューを常に表示する方法を紹介します。
今日は、スタイルシートを適用して、見た目を整える手順を解説します。
1.MTAppjQueryプラグインのインストール
管理画面のテンプレートは、alt-tmplディレクトリを使って書き換えることができます。
一方、管理画面のCSSでは、alt-tmplと同じ仕組みは用意されていません。
CSSは「tmpl」→「cms」→「include」ディレクトリのheader.tmplファイルで読み込んでいます。
このファイルをalt-tmplディレクトリにコピーして、独自のCSSを読み込む記述を追加すれば、CSSをカスタマイズすることも可能です。
ただ、「MTAppjQuery」というプラグインを使えば、上で書いたのと同じことが可能です。
MTAppjQueryプラグインは、@tinybeans氏が開発しているもので、管理画面にユーザー独自のJavaScriptやCSSを組み込んで、カスタマイズを行えるようにするプラグインです。
MTAppjQueryプラグインをダウンロードし、Zipファイル内にある「plugins」と「mt-static」のフォルダを、Movable Typeのインストール先にアップロードします。
その後、サーバーの「mt-static」→「plugins」→「_MTAppjQuery」ディレクトリの先頭の「_」を削除します。
2.user.cssファイルに記述を追加
管理画面をカスタマイズするためのCSSは、「mt-static」→「plugins」→「MTAppjQuery」→「css」ディレクトリにある「user.css」ファイルに記述します。
また、CSS内で画像を使う場合は、その画像を「mt-static」→「plugins」→「MTAppjQuery」→「images」ディレクトリにアップロードします。
MT本来の管理画面のCSSを参考にしつつ、カスタマイズ用のCSSを記述します。
Google Chromeの「要素を検証」等の機能を使えば、カスタマイズしたい部分に適用されているCSSを調べることができます。
今回取り上げている例だと、user.cssに以下の記述を追加すれば良いです。
.scope.system {
background-color: #7b7c7d;
}
.scope.website {
padding-left: 0;
}
.scope.website:before {
content: '\00a0';
float: left;
width: 20px;
height: 28px;
background: transparent url(../images/selector-nav-separator_website.gif) left center no-repeat;
}
また、以下の画像(システムとウェブサイトの区切りの画像)を、「mt-static」→「plugins」→「MTAppjQuery」→「images」フォルダにアップロードします。
3.動作の確認
ここまでの作業が終わると、システムメニューが常に表示され、かつMovable Type本来のデザインと同じような見た目になります。
