MTOSインストール済みAMIの使い方(その4・固定IPアドレスの割り当て)

MTOSインストール済みAMIの使い方のその4として、インスタンスに固定IPアドレスを割り当てる方法を解説します。

1.Elastic IPを取得する

インスタンスを作成した時点では、割り当てられるIPアドレスは固定ではありません。
インスタンスを終了して再起動すると、異なるIPアドレスが割り当てられます。
しかし、外部に公開するサーバーでは、IPアドレスがころころと変わると不便です。
そこで、「Elastic IP」の機能を使って、固定のIPアドレスを取得します。

まず、Amazon EC2のコンソールで、画面左端のメニューの「NETWORK & SECURITY」のところの「Elastic IPs」をクリックします。
初めての時点では、Elastic IPをまだ割り当てていないので、以下の画面のような表示になります。

Elastic IPをまだ割り当てていない状態での表示

ここで、「Allocate New Address」のボタンをクリックします。
すると、「Allocate New Address」のダイアログボックスが開きますので、「Yes, Allocate」のボタンをクリックします。

Elastic IPを取得する

2.インスタンスにElastic IPを割り当てる

次に、インスタンスにElastic IPを割り当てます。
Elastic IPの取得が終わると、Elastic IPsの画面に戻り、今取得したElastic IPが表示されます。
その左端のチェックボックスをオンにして、「Associate Address」のボタンをクリックします。

「Associate Address」のボタンをクリックする

すると、「Associate Address」のダイアログボックスが開きます。
「Instance」のドロップダウンで割当先のインスタンスを選び、「Yes, Associate」のボタンをクリックします。

インスタンスにIPアドレスを割り当てる

3.独自ドメインに結び付ける

IPアドレスでインスタンスにアクセスすることもできますが、実運用の際には独自ドメインを取って、そのホスト名でアクセスすることが一般的だと思います。
この手順は、一般的なレンタルサーバーで独自ドメインを使う場合と同様です。
独自ドメイン取得業者のDNSを使い、Aレコードを追加して、ホスト名とAmazon EC2のインスタンスのIPアドレスとの対応を設定します。
この手順は、個々の独自ドメイン取得業者のマニュアル等を参照してください。