REITが徐々に上昇

日本の株式市場は、一進一退のはっきりしない動きが続いています。
ただ、このような中で、REIT(不動産投資信託)が徐々に上昇しています。

REITは、不動産に投資して、そこからの利益(主に賃貸収入)を投資家に分配する金融商品です。
証券取引所に上場されているREITがあり(当記事執筆時点で35銘柄)、株式と同じように手軽に売買することができます。

REITのメリットは、分配金の利回りが高いことです。
銘柄によりますが、年5%程度の利回りが得られます。
株式が不調で、また金利も低い現在では、年5%の利回りはかなり魅力的です。
そのため、REITが静かに買われています。

もっとも、東京23区では2012年に完成したオフィスビルが多く、供給過剰だと言われています。
そのため、賃貸収入を安定的に維持できるかどうかが難しいです。
賃貸市場が下がれば、分配金も減って、REITの価額も下がりやすくなります。
今はREITが上昇していますが、上がり続ける状況ではないと考えた方が良いでしょう。