「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」の続編にあたり、PHP組み込みの関数や、独自の関数を作る方法などを解説します。
Kindle本で、定価400円です。
条件に合う記事を元にカレンダーを出力するプラグイン(その3)
条件に合う記事を元にカレンダーを出力するプラグインの最後として、追加されるテンプレートタグの詳細を解説します。
1.MTSearchEntriesArchiveListタグ
MTSearchEntriesArchiveListタグは、検索で見つかったブログ記事を、月ごとにまとめるテンプレートタグ(ブロックタグ)です。
まとめるために使うフィールドは、fieldモディファイアで指定します。
カスタムフィールドでまとめる場合は、「field="field:カスタムフィールドのベースネーム"」のように書きます。
このブロックの中では、MTArchiveDateタグを使って、個々の月の先頭日の日付を出力することができます。
月の出力順は、デフォルトでは最近の月から過去の月になります。
過去の月から順に出力したい場合は、MTSearchEntriesArchiveListタグに「sort_order="ascend"」のモディファイアを指定します。
また、このブロックの中では、MTEntriesタグを使って、月ごとにまとめられたブログ記事を出力することもできます。
ブログ記事の出力順は、デフォルトではブログの投稿設定のページの「順番」の欄に従います。
出力順を変えたい場合は、MTSearchEntriesArchiveListタグに「entry_sort_order="ascend"」(昇順)または「entry_sort_order="descend"」(降順)のモディファイアを指定します。
2.MTSearchEntriesCalendarタグ
MTSearchEntriesArchiveListタグで月ごとにまとめられたブログ記事から、個々の月のカレンダーを出力するテンプレートタグ(ブロックタグ)です。
MTSearchEntriesArchiveListタグのブロックの中で利用します。
デフォルトでは、日曜日から始まるカレンダーを出力します。
他の曜日から始まるカレンダーを出力したい場合は、「weeks_start_with」というモディファイアを指定します。
モディファイアに指定する値は、以下の通りです。
指定する値 | カレンダーの最初の曜日 |
---|---|
sun | 日曜日 |
mon | 月曜日 |
tue | 火曜日 |
wed | 水曜日 |
thu | 木曜日 |
fri | 金曜日 |
sat | 土曜日 |
3.MTSearchEntriesArchiveYearHeader/MTSearchEntriesArchiveYearFooterタグ
MTSearchEntriesArchiveListタグのブロックの中で、年の最初の月(MTSearchEntriesArchiveYearHeader)/最後の月(MTSearchEntriesArchiveYearFooter)を判断するテンプレートタグ(ブロックタグ)です。