nginxを入れてみた

最近、Webアプリケーションの高速化の中で、「nginx」が話題に上ることが多いです。
そこで、ローカルサーバーにnginxをお試しでインストールしてみました。

nginxの概要

nginx(「エンジンエックス」と読みます)は、大量のリクエストを高速に処理するために開発されたサーバーです。
Twitterなどのように、小さなリクエストが大量に来るWebサイトを作るのに適しています。
WordPress.comはnginxでホストされているそうです。

pcreのインストール

試しに、CentOS 6のローカルサーバーにnginxをインストールしてみました。
ただ、configureした際に「PCREがない」というエラーが出たので、まず以下のコマンドでPCREをインストールしました。

sudo yum install pcre-devel

nginxのインストール

nginxはソースコードからインストールしました。
ソースをダウンロードして解凍し、そのディレクトリに入った後、以下のコマンドを入力しました。

./configure
make
sudo make install

これで、/usr/local/nginxディレクトリに、nginxがインストールされました。

8080番ポートで動かす

こちらのローカルサーバーには、すでにApacheをインストールして動作させています。
そのため、デフォルトの設定のままだと、Apacheとnginxがバッティングします。
そこで、nginxは8080番ポートで動かすようにしてみました。

/usr/local/nginx/nginx.confファイルを上から見ていくと、「listen 80;」という行がありました。
この行を「listen 8080;」に書き換えました。

nginxの起動とテスト

とりあえず、「/usr/local/nginx/sbin/nginx &」のコマンドを入力して、直接にnginxを起動してみました。
なお、nginxのサイトにRedHat系用の起動スクリプトがありますので、それをご自分の環境に合わせて書き換えて使う方が良いと思います。

起動後に、Webブラウザで「http://ローカルサーバーのIPアドレス:8080/」に接続したところ、無事に[
Welcome to nginx!」と表示されました。
なお、初期設定状態では、/usr/local/nginx/htmlディレクトリの配下にHTMLファイルを設置するようになっています。