node.jsを少しさわってみた

Web関係のプログラミング言語の中で、JavaScriptは今やもっとも重要な存在です。
JavaScriptは主にクライアント側で使われますが、サーバーサイドのプログラムを作るJavaScript処理系もいくつか存在します。
その1つである「node.js」をインストールして少しさわってみました。

1.node.jsの概要

node.jsは、サーバーサイドJavaScriptの中の1つの実装です。
大量のリクエストを効率よく処理することを目指して開発されています。

イベント駆動型(何らかのイベントが起こった時に処理をする)のプログラミングを行います。
また、node.jsのプログラム自体をWebサーバーのように動作させることができます。

2.node.jsのインストール

Linux上でnode.jsをインストールみました。
node.jsのサイトからソースコードをダウンロードした後、以下のコマンドを入力して、インストールを行いました。

tar xvzf node-v0.6.14.tar.gz
cd node-v0.6.14
make
sudo make install

インストール後に「node -v」と入力して、node.jsのバージョン番号が表示されれば、インストールは成功です。

3.node.js版Hello, World

node.jsでHello, Worldを表示するプログラムを書くと、以下のようになります。

var http = require('http');
var server = http.createServer(function(req, res){
   res.writeHead(200, {'Content-Type': 'text/plain'});
   res.write('Hello, World\n');
   res.end();
});
server.listen(8080);

「hello.js」というファイル名を付けて保存した後、「node hello.js」のコマンドでプログラムを実行します。
そして、クライアントのWebブラウザで「http://サーバーのホスト名:8080/」にアクセスすると、「Hello, World」と表示されます。