拙著「WordPress Web開発逆引きレシピ」が発売されました。
WordPressの様々なカスタマイズについて、逆引きの形式で取り上げています。
PHP 7.0での動作確認も行っています。
GMOクラウドPublicベンチマーク
先日紹介したGMOクラウドPublicで、トライアルに申し込んでいました。
昨日に利用可能の通知がきたので、簡単にベンチマークを取って、これまで使っていたさくらのVPSと比較してみました。
GMOクラウドPublicでは、ハイパーバイザーとしてXENとKVMを選ぶことができます。
さくらのVPSはKVMなので、GMOクラウドPublicでもKVMを選んで比較してみました。
また、さくらのVPSの1.5Gプランに近い仕様で、GMOクラウドPublicの仮想マシンを設定しました。
1.ディスクIO
bonnie++を使って、ディスクIOを測定しました。
グラフの棒が長いほど高速です。
さくらのVPSと比較して、2倍程度高速です。
2.CPU
円周率を計算するSuperPIを使って、計算にかかる時間を測定しました。
グラフの棒が短いほど高速です。
これも、さくらのVPSより2倍強高速です。
3.メモリアクセス
streamを使って、メモリアクセス速度を測定しました。
グラフの棒が長いほど高速です。
さくらのVPSより30%程度高速です。
4.ネットワーク
WinSCPで約19MBのファイルをアップロードするのにかかる時間と、そのファイルをHTTPでダウンロードするのにかかる時間を測定しました。
グラフの棒が短いほど高速です。
さくらのVPSより2倍弱高速です。
5.さくらのVPSより良さそう
GMOクラウドPublicの月額定額制プランで、もっと安いプラン(パック1)だと、CPU1コア/メモリ2GB/ディスク20GBで、月額2,400円です。
一方、さくらのVPSでパック1に近いのは1.5Gプランで、CPU2コア/メモリ1.5GB/ディスク50GBで、月額1,980円です。
さくらのVPSよりディスク容量が少なく、月額料金もやや高くなります。
しかし、ベンチマーク結果を見る限りでは、さくらのVPSよりも高いパフォーマンスが得られそうです。