急行はまなす

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MTDDC HOKKAIDOが終わって1か月経っていますが、北海道ツアーネタとして、「急行はまなす」について書きたいと思います。

急行はまなす

1.はまなすについて

昔の国鉄時代には、日本各地に急行列車が走っていました。
しかし、需要の少ない急行列車が次々と廃止され、一方で需要がある列車は特急に格上げされたことから、現在では急行列車はごくわずかになりました。
現在では、定期の急行列車は、「きたぐに」(大阪~新潟)と「はまなす」(青森~札幌)の2つの夜行急行だけになってしまいました。

ここ数年で、夜行バスが全国各地に走るようになりました。
しかし、青森~札幌には間に津軽海峡があって、夜行バスを運行することができません。
また、青森県と北海道の間にはフェリーもありますが、青森~函館間や八戸~苫小牧間などの運航で、青森から札幌に移動するのには不便です。
これらのことが、はまなすが生き残っている理由だと思います。

2.カーペット車

はまなすには、以下の4種類の車両が連結されています。

  • 寝台車
  • 普通車指定席
  • 普通車自由席
  • カーペット車

中でも特徴的なのが、カーペット車です。
カーペットに横になって寝ることができる車両で、普通車で座って寝るよりは楽です。
また、寝台車だと乗車券+急行券のほかに寝台料金が6,300円かかりますが、カーペット車は乗車券+急行券+指定席料金(平常時は510円、客が少ない一部の時期は310円)で乗車することができ、リーズナブルです。
先日のMTDDC HOKKAIDOツアーでは、往復ともはまなすのカーペット車を利用しました。

カーペット車の車内は、以下の写真のような感じです。
2階部分は各スペースに1人ずつの形になっています。
また、1階部分は1ブロックあたり4~5人が並ぶ形で、頭のあたりが若干カーテンで区切られています。
まくらと毛布も用意されています。

はまなすのカーペット車

車両の一部は仕切りがされていて、女性専用になっています。
もっとも、私が乗った日は混んでいたので、女性専用でないスペースにも女性が乗っていました。

1つ難点として、荷物を置くスペースがほとんどないことがあげられます。
大きな荷物を持っていく場合は、注意が必要です。

3.カーペット車の指定券の取り方

はまなすのカーペット車は、指定券の取り方がやや特殊です。
そのため、よほど経験がある窓口の係員でないと、すんなりとは発券できないことが多いです。
ちなみに、私がみどりの窓口で指定券をとった時にも、駅員さんはマニュアルを必死に探していて、発券に手こずりました。

みどりの窓口等で券を取るときには、列車名として「はまなすカーペット号」と言うと良いそうです。
また、なるべく2階の席を取った方が良いです。
1階だと隣の人が気になりますが、2階だと半ば個室に近いです。