北朝鮮の砲撃が株価にも一時影響

昨日(11月23日)、北朝鮮が韓国の延坪島を砲撃したというニュースがありました。
その影響もあって、今日(11月24日)の日経平均株価が下落し、一時は1万円を割り込みました。
終値は前日比85.08円安の10,030.11円でした。

日経平均株価は、今年9月1日に安値で8,796.45円を付けた後、9月から10月にかけて保ち合い状態になりました。
円高が進んで1ドル80円割れが迫り、それが株価を押さえた形でした。

しかし、11月に入ってアメリカの金融緩和や、GM(ゼネラルモーターズ)の再上場がありました。
これらの影響で円高の流れが落ち着いて、株価も持ち直し始めました。
11月18日には、およそ半年ぶりに日経平均株価が1万円台に乗りました。

ところが、ここにきてアイルランド国債危機が浮上し、さらに昨日に北朝鮮の砲撃のニュースが報じられました。
その結果、昨日のアメリカの株式市場では、ニューヨークダウが前日比142.21安の11,036.37ドルとなりました。

昨日の状況を受けて、今日の東京市場は始め大きく下げて始まり、安値では9,904.92円まで下げました。
ただ、その後は戻して1万円台を回復しました。

9月以降の上昇で、株価の動きはチャート的には良い形になっています。
日経平均株価は逆ヘッドアンドショルダー型の底を形成し、ネックラインを越えています。
また、13週移動平均線も上向きに変わり始めていて、26週移動平均線とほぼゴールデンクロスしています。
アイルランド国債の問題や北朝鮮問題が、この良い流れを断ち切らないことを祈りたいです。

2009年7月以降の日経平均株価の動き