「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」の続編にあたり、PHPの「データ構造」(配列とオブジェクト)について解説します。
配列やオブジェクトは、頭の中で考えるだけでは、イメージがつかみにくいです。本書では図を多用して、配列やオブジェクトをなるべく分かりやすく解説することを心がけました。
Kindle本で、定価250円です。
JumpBox を使ったローカル環境の作成(その4・ネットワークの設定(前半))
「JumpBoxを使ったローカル環境の作成」の第4回として、ネットワークの設定について解説します。
設定はやや長いので、2回に分けて解説します。
1.ネットワーク設定の概要
前回までの設定で、LAMPdを起動することはできる状態になっています。
ただし、今の状態ではネットワークの設定が「NAT」になっていて、Windows/MacからLAMPdのサーバーにアクセスすることができません。
現在では、パソコンをルーター経由でインターネットに接続している方が多いかと思います。
そのような環境であれば、Windows/MacとLAMPdとを仮想的に同一のネットワークに属させるようにすることで、Windows/MacからLAMPdにアクセスできるようになります。
この場合の設定を解説します。
2.LAMPdのネットワーク設定
まず、LAMPdのネットワーク設定を行います。
JumpBoxを起動し、LAMPdの設定を行う状態にして(前回記事参照)、「ネットワーク」のタブに切り替えます。
そして、「割り当て」の欄で「ブリッジアダプタ」を選びます。
また、ネットワークのポートが複数あるパソコンの場合は(例:有線LANと無線LAN)、「名前」の欄で、ルーターに接続しているポートを選びます。
3.LAMPdの起動
ネットワークの設定が終わったら、JumpBoxのメインウィンドウに戻り、仮想マシン一覧でLAMPdを選んで、ウィンドウ左上の方にある「起動」のボタンをクリックします。
最初に、以下のような画面が表示される場合があります。
「OK」ボタンをクリックして次に進みます。
なお、この画面にあるように、LAMPdのウィンドウをアクティブにすると、マウスやキーボードの操作がLAMPdにキャプチャされる状態になります。
キャプチャを解除するには、Windowsでは右Ctrlキー、Macでは左Commandキーを押します。
しばらくするとLAMPd環境が起動し、以下のような画面が表示されます。
4.LAMPdの初期設定
LAMPdを初めて起動したときには、初期設定を行います。
LAMPdのウィンドウに、「Configuration Page」として設定ページのアドレスが表示されていますので、Webブラウザを起動して設定ページに接続します。
設定ページでは以下の各項目を設定して、「Configure the application」のボタンをクリックします。
設定項目 | 設定内容 |
---|---|
Computer name | 初期値の「lampd」のままで良いです。 |
Email address for notifications | 自分のメールアドレスを入力します。 |
Your time zone | 「GMT+9(Tokyo)」を選びます。 |
Administration account password | 管理用のパスワードを決めて入力します。 このパスワードは、LAMPdの設定画面にログインする時などに使います。 |
5.初期設定の完了
しばらくすると初期設定が終わります。
また、初期設定後は、LAMPdのウィンドウに「Application Page」と「Management Page」の2つのアドレスが表示されます。
なお、次回の解説で、Management Pageを使ってLAMPdのIPアドレスを固定します。