円高・株安

今日の日経平均株価は、先週末比256.46円安の10,009.52円でした。
最安値では10,000円を割り込んで、9971.05円をつける場面もありました。
一方、円高が一時88円台まで進み、トヨタ自動車等の輸出関連株を中心に、株価が下落しました。

民主党政権になってから、財務大臣の藤井氏が、円高を容認するかのような発言を行っています。
その影響で、円高が徐々に進んでいました。
90円の節目を越えて80円台に突入したこともあって、一時的に円高の勢いが加速し、一気に88円台前半まで進みました。

また、先週24日には、野村証券が5000億円の公募増資を発表しました。
増資すれば1株あたりの価値が薄まりますので、株価下落の要因になります。
この影響で、野村証券だけでなく、証券株や銀行株が全般に値下がりしていました。

これらの状況が重なって、株安になっています。

ここ3か月ほどの日経平均株価のチャートを見てみると、10,200円付近に節目があるように見えます。
8月から9月中旬までは、10,200円付近まで日経平均株価が下がると、反発が起こっていました。

しかし、今日はその節目を下回って終わっています。
この後しばらくは、日経平均株価はあまりよくない動きになりそうな気配がします。


2009年6月以降の日経平均株価の動き