カテゴリとフォルダを並べ替えるプラグイン(MT5用・その2)

MT5用のカテゴリとフォルダを並べ替えるプラグインでは、MT4用のプラグインと比べて、テンプレートタグを強化しています。
それらのタグについて解説します。

1.カテゴリ/フォルダを並び順で出力するテンプレートタグ

カテゴリ/フォルダを並べ替えて出力する際には、以下の表のタグを使います。
いずれも、並び順の通りに指定されることを除けば、MT標準のタグと同じ動作をします。

並び順の通りに出力するタグ対応するMT標準のタグ
MTSortedTopLevelCategoriesMTTopLevelCategories
MTSortedSubCategoriesMTSubCategories
MTSortedTopLevelFoldersMTTopLevelFolders
MTSortedSubFoldersMTSubFolders

2.MTSortedCategoryPrevious/MTSortedCategoryNextタグ

現在のカテゴリの前(Previous)/次(Next)のカテゴリを出力するブロックタグです。
MT標準のMTCategoryPrevious/MTCategoryNextタグの代わりに使います。
MTCategories系タグのブロックの中や、カテゴリアーカイブテンプレートの中で使うことができます。
また、ブロックの中では、MTCategory系のタグを使うことができます。

モディファイアを指定しない場合、前後のカテゴリであっても、ブログ記事がないカテゴリはスキップされ、さらにその前後のカテゴリが出力されます。
一方、「no_skip="1"」のモディファイアを付けると、ブログ記事があるかどうかにかかわらず、直前/直後のカテゴリが出力されます。

たとえば、カテゴリアーカイブテンプレートに以下のようなタグを入れると、前後のカテゴリ(ただし、記事があるカテゴリ)へのリンクを出力することができます。

<mt:SortedCategoryPrevious>
    <p>前のカテゴリは<a href="<$mt:CategoryArchiveLink$>"><$mt:CategoryLabel$></a>です。</p>
</mt:SortedCategoryPrevious>
<mt:SortedCategoryNext>
    <p>次のカテゴリは<a href="<$mt:CategoryArchiveLink$>"><$mt:CategoryLabel$></a>です。</p>
</mt:SortedCategoryNext>

また、上の例でMTSortedCategoryPrevious/MTSortedCategoriNextタグに「no_skip="1"」のモディファイアをつけると、記事のあるなしにかかわらず、前後のカテゴリへのリンクが出力されます。

3.MTSortedFolderPrevious/MTSortedFolderNextタグ

現在のフォルダの前(Previous)/次(Next)のフォルダを出力するブロックタグです。
MTSortedCategoryPrevious/MTSortedCategoryNextタグと同様に、「no_skip="1"」のモディファイアを指定することもできます。

4.MTSortedEntryCategoriesタグ

ブログ記事が属するカテゴリを、並び順に沿って出力するテンプレートタグです。
MTEntriesタグのブロックの中や、ブログ記事アーカイブテンプレートの中など、MTEntry系のタグを使えるところで使うことができます。

このタグでは、以下の3つのモディファイアを指定することができます。

モディファイア動作
exclude_primary="1"主カテゴリを出力せず、副カテゴリのみを並び順に沿って出力します。
primary_first="1"主カテゴリを最初に出力し、その後に副カテゴリを並び順に沿って出力します。
primary_last="1"先に副カテゴリを並び順に沿って出力し、その後に主カテゴリを出力します。

また、MTSortedEntryCategoriesタグのブロックの中では、MT標準の繰り返し系ブロックタグと同様に、__first__/__last__/__odd__/__even__/__counter__の各変数を使うことができます。

さらに、「__primary__」という変数も使うことができます。
出力するカテゴリが主カテゴリであれば、この変数の値は真になります。