ニューヨークダウが11カ月ぶりの高値

昨日のニューヨーク株式市場では、ニューヨークダウの終値が9,627.48ドルでした。
昨年10月6日の9,955.50ドル以来、およそ11カ月ぶりの高値となりました。


2008年7月以降のニューヨークダウ(クリックでチャートを大きく表示)

昨年のリーマンショック後の暴落と、今年春の下落で、ニューヨークダウは一時6,000ドル台まで下がっていました。
その後は回復傾向になり、7月下旬以降は9,000ドル台で落ち着いた値動きになっていました。
ただ、このところは一進一退の動きが続いていました。

昨日は、週間新規失業保険申請件数が減少したことや、7月の輸入が大きく伸びて消費が拡大することが予想されたことから、ニューヨークダウは上昇しました。
高値での9,600ドル台はこのところ何日かありましたが、終値で9,600ドル台を維持できたのは、冒頭で述べたように久々でした。

一方、今日の東京株式市場では、日経平均株価の終値は、前日比69.34円安の10,444.33 円でした。
今年4月以来円高ドル安が徐々に進んでいますが、今日は一時90円台まで突入していて、そのことが悪材料として認識されています。
もっとも、円高が強まっている割には、株価の下げ方は小さかったという印象です。


2008年7月以降のドル円の動き(クリックで大きく表示)

ドルが安くなる一方で、株価は比較的堅調で、また金(Gold)や資源国通貨が値上がりしています。
この流れが続くかどうか、しばらく見ておく必要があります。