りそなキッズマネーアカデミー

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昨日(7月28日)、りそな銀行前橋支店で「りそなキッズマネーアカデミー」が開催されました。
子供を連れて参加してきました。

一億円体験

りそなキッズマネーアカデミーは、りそな銀行グループが子供向けに行っている金融教育活動です。
サイトやセミナーを通して、銀行の役目や、お金の使い方などを教育しています。

昨日のセミナーは小学生が対象で、15人の小学生が参加していました。
内容は以下のようなものでした。

お金のクイズ

まず、お金についてのちょっとしたクイズから始まりました。
例えば、以下のような問題が出題されました。

  • Q.昔お金として使われていたことがあるのはどれ?

    1.貝 2.木の実 3.木の葉
  • A.貝

上の問題は簡単でしたが、他の問題は結構難しくて、知らないことが多かったです。

銀行の仕事&お金の流れを学ぼう

次は、「お金はどこから来てどこに行くのか」ということを、行員の方々による手作りの劇で解説するコーナーでした。
「会社で働いて給料をもらう」「お金を使うことで他の人にお金が移る」といった話の中で、銀行が果たす役割(預金・貸出・為替)が紹介されました。

子供だと、お金がどこからから降って湧いてくるように思っているかも知れません。
また、今では給料は銀行振り込みが一般的ですが、その影響で、「お金は銀行から来る」と思っている子供もいるかも知れません。
この劇で、お金の流れを少しは理解してくれたら良いと思います。

日本銀行前橋支店見学

次は、日本銀行の前橋支店を見学しました。

日本銀行は「銀行の銀行」であり、一般の人が入る機会はなかなかありません。
私も日本銀行には初めて入りました。

まず、前橋支店の窓口の前で、前橋支店で行っている業務について解説を受けました。
日銀では、民間銀行や政府機関との間の資金のやり取りを行っています。
また、一般の人に対する業務として、破れたり焦げたりしたお札を交換する業務も行っています。

その後、広報用の部屋に移動して、日本銀行券(紙幣)の偽造防止技術について解説を受けました。
虫眼鏡で見たり、紫外線を照らしてみたりしないと見えないような高度な印刷を行っていて、子供達も非常に興味深く紙幣を観察していました。

1億円体験

日本銀行前橋支店を見学した後、りそな銀行前橋支店に戻り、「1億円体験」を行いました。
本物の1億円のパックを持ってみるという体験です(冒頭の写真)。

1億円ものお金を持つ機会はまずないことで、子供達はもちろん、大人にとっても貴重な体験になったと思います。

ゲーム

最後は、人生ゲーム的に、お金のやりくりを考えるゲームが行われました。
引いたカードによって、旅行や出産でお金が出ていったり、事業に成功してお金が入ったりなどするといった内容です。

また、各ステージの最初に「株を買うかどうか」「保険に入るかどうか」を選ぶようになっていました。
株を持っていると、その企業の業績がアップしてお金が増えたり、逆に株価が下落して損をしたりするように、カードが入っていました。
また、保険に入っていた場合、けがや病気のカードを引いても、お金を払わなくて良いようになっていました。

1ステージ目は、株や保険のことがよく分からなくて、株や保険を買わない選択をするチームが多かったです。
しかし、「株を持っていると得をすることがある」「保険に入っているとけがなどでお金を払わなくて良い」ということが分かったようで、2ステージ目からは各チームとも株や保険を買うようになっていきました。

ゲームなので子供に受けがよく、セミナー全体の中で、このコーナーがもっとも盛り上がっていました。

まとめ

子供に対して金銭教育をする機会は、そう多くはないものです。
こういったセミナーなどで、子供にお金について学んでもらうとともに、その親御さんにも金銭教育の重要性を知っていただければと思いました。

なお、日本FP協会でも、各地のイベント等で金銭教育を行っています。
お子様をお持ちの方は、機会があればぜひ参加してみてください。