アーカイブ拡張プラグインβ版(その2)

昨日に続いて、アーカイブ拡張プラグインの使い方として、アーカイブのパスの設定、アーカイブリストの出力、追加されるテンプレートタグを解説します。
このプラグインの解説はこれで終わりです。

1.アーカイブのパスの設定

四半期アーカイブなどでも、他のアーカイブと同様に、パスを設定して出力ファイル名をカスタマイズすることができます。

アーカイブのパスの設定

各アーカイブとも、デフォルトで数種類ずつのパスの選択肢を用意しています。
MT標準のアーカイブのパスと同様に、「yyyy」や「mm」などは、それぞれアーカイブの開始日の年や月に置き換えられます。
また、このプラグイン独自の記号として、以下の3つがあります。

1-1.fsyyyy

年度の開始日の年(4桁)を表します。

例えば、年度の開始月を4月にしたとします。
この状態で2009年度の記事のアーカイブページを出力する場合、年度の開始日は2009年4月1日ですので、fsyyyyは「2009」に置き換えられます。

1-2.feyyyy

年度の終了日の年(4桁)を表します。

例えば、年度の終了月を4月にしたとします。
この状態で2009年度の記事のアーカイブページを出力する場合、年度の終了日は2010年3月31日なので、fsyyyyは「2010」に置き換えられます。

1-3.p

年度内での期の番号を表します。
隔月アーカイブなら1~6、四半期アーカイブなら1~4、半期アーカイブなら1~2の値をとります。

例えば、年度の開始月を4月にしたとし、四半期アーカイブを出力するとします。
この状態で2009年4月~6月の四半期のアーカイブページを出力する場合、この期は第1四半期ですので、pは「1」に置き換えられます。
同様に、2009年7月~9月のアーカイブページだと、pは「2」に置き換えられます。

1.アーカイブリストの出力

各種のアーカイブのリストは、MT標準のアーカイブと同様に、MTArchiveListタグで出力することができます。

<mt:ArchiveList archive_type="アーカイブタイプ">
    個々のアーカイブの情報を出力する部分
</mt:ArchiveList>

「アーカイブタイプ」の箇所に指定する文字列は、以下の表のようになります。

アーカイブの種類「アーカイブタイプ」に指定する文字列
隔月別Bimonthly
四半期別Quarterly
半期別HalfYearly
年度別FiscalYearly
カテゴリ-隔月別Category-Bimonthly
カテゴリ-四半期別Category-Quarterly
カテゴリ-半期別Category-HalfYearly
カテゴリ-年度別Category-FiscalYearly
ユーザー-隔月別Author-Bimonthly
ユーザー-四半期別Author-Quarterly
ユーザー-半期別Author-HalfYearly
ユーザー-年度別Author-FiscalYearly

例えば、四半期別アーカイブのリストをul/liで出力するなら、以下のようにタグを組みます。

<mt:ArchiveList archive_type="Quarterly">
    <mt:ArchiveListHeader>
        <ul>
    </mt:ArchiveListHeader>
            <li><a href="<$mt:ArchiveLink$>"><$mt:ArchiveTitle$> (<$mt:ArchiveCount$>)</a></li>
    <mt:ArchiveListFooter>
        </ul>
    </mt:ArchiveListFooter>
</mt:ArchiveList>

3.追加されるテンプレートタグ

MTArchiveListタグのブロックの中や、アーカイブテンプレートの中では、以下のテンプレートタグを使うことができます。

3-1.MTArchiveFiscalDate

年度の開始日の0時0分0秒を出力します。
例えば、以下のようにすると、「2009年度」など、アーカイブの年度を出力することができます。

<$mt:ArchiveFiscalDate format="%Y年度">

3-2.MTArchiveFiscalDateEnd

年度の終了日の23時59分59秒を出力します。
例えば、以下のようにすると、「2009年3月期」のように、期の最後の月を出力することができます。

<$mt:ArchiveFiscalDateEnd format="%Y年%m月期">

3-3.MTArchiveBimonthlyPeriodNumber

隔月別アーカイブでの期の番号を出力します。

3-4.MTArchiveQuarterlyPeriodNumber

四半期別アーカイブでの期の番号を出力します。
例えば、以下のようにすると、「2009年3月期第1四半期」のような出力を得ることができます。

<$mt:ArchiveFiscalDateEnd format="%Y年%m月期">第<$mt:ArchiveQuarterlyPeriodNumber$>四半期

3-5.MTArchiveHalfYearlyPeriodNumber

半期別アーカイブでの期の番号を出力します。