「Movable Typeプラグイン開発入門」発売

Movable Typeプラグイン開発入門ラトルズから、関根元和(CHEEBOW)氏の新刊「Movable Typeプラグイン開発入門」が発売されました。
タイトル通り、「Movable Typeのプラグインを作ってみたい」という方のための、プラグイン開発の入門書です。

Movable Typeは、プラグインによって、システムを柔軟に拡張することができます。
しかし、プラグイン開発に関する日本語のドキュメントが少なかったです。
そのため、「プラグインを作りたいけど、どうやって良いか分からない」という方が多くいらっしゃるのではないかと思います。

「Movable Typeプラグイン開発入門」は、「自分でプラグインを作ってみたい」という方のために、プラグイン作りの最も基本的な部分を解説しています。
テンプレートタグの追加、コールバック、管理画面のカスタマイズ、オブジェクトの拡張、ダイナミックパブリッシングなど、Movable Typeのプラグイン開発の中で、特に重要なポイントが解説されています。

Movable TypeはPerlというプログラム言語で開発されています。
したがって、プラグインもPerlで開発します(ただし、ダイナミックパブリッシング用のプラグインはPHPで開発)。
「Movable Typeプラグイン開発入門」では、プラグインの作り方とあわせて、Perlの文法もある程度解説されています。
さすがにプログラム経験がゼロの人だと厳しいかも知れませんが、他の言語で経験がある方なら、Perlの雰囲気も理解できるのではないかと思います。

ただ、Movable Typeは非常に拡張性が高いので、開発関連の情報も膨大です。
「Movable Typeプラグイン開発入門」は300ページ弱の本ですが、この分量でMovable Typeの開発のすべてを語りつくすのは到底不可能です。
そのため、「Movable Typeプラグイン開発入門」の知識だけでいざ実際にプラグインを作ろうとすると、「これはどうやってやれば良いの?」といったことが多数出てきます。

MTOS活用テクニック―カスタムフィールドで本格的なCMS機能を実現!「Movable Typeプラグイン開発入門」を、拙著の「MTOS活用テクニック」や、「Movable Type Developer's Guide Volume 1」と合わせてお読みいただくと、より理解が深まると思います。

Movable Type Developer's Guide Volume 1特に、「Movable Type Developer's Guide Volume 1」は、MTのオブジェクトと、テンプレートタグ系プラグインの開発について、「Movable Typeプラグイン開発入門」よりもずっと網羅的に記載していて、「Movable Typeプラグイン開発入門」の副読本として最適だと思います。

これらの本によって、Movable Typeのプラグインを開発する人が増えることを祈りたいです。