「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」の続編にあたり、PHP組み込みの関数や、独自の関数を作る方法などを解説します。
Kindle本で、定価400円です。
シックス・アパートが「Movable Dyze」を開発か?
筆者が独自ルートで入手した情報によると、ブログソフトウェア大手のシックス・アパートが、新製品「Movable Dyze」(ムーバブル・ダイズ)を計画しているとのことです。
Movable Typeは、2006年~2008年の3年間連続して、日本でのCMSシェアNo.1を獲得しました。
しかし、このところはWordPressに激しく追い上げられ、Movable TypeからWordPressへ移行するユーザーが増加するなど、苦しい状況になっています。
今日(2009年4月1日)には、Movable Type界のカリスマ的サイトであった「小粋空間」までもがWordPressに移行するという、シックス・アパートにとってダメージの大きいニュースが発表されたばかりです。
参考:小粋空間の「Movable Type から WordPress に移行しました」の記事
さらに、最近では「新着情報等、サイトの一部だけ手軽に更新したい」といったニーズも多くなっています。
Movable Typeでもそのような管理をすることは可能ですが、「MTでサイトを構築するなら、サイト全体をMTで管理するんじゃ・・・」といった固定観念があり、MTをサイトの部分管理に使うという利用法はあまり取られていません。
このような中で、サイトを部分的に更新するのに適したCMSが、存在感を増しています。
中でも、最近ではSOY CMSが旬の話題となっています。
Dakiny氏が書いた「SOY CMSは、SOHOやWebデザイナーの救世主になるかもしれない」の記事が、はてなブックマークで約700件もブックマークされてホットエントリー入りするなど、注目度が非常に高いです。
シックス・アパートとしては、WordPressはともかく、SOY CMS等にまで市場を取られるのは避けたいところです。
そこで、Movable Typeをベースにして、サイトを部分的に更新するためのCMSとして、「Movable Dyze」の開発に踏み切った模様です。
商品名に「Dyze」(「大豆」から取ったと思われる造語)という単語を入れているあたり、SOY CMSをかなり強く意識しているものと思われます。
リリース時期はまだ不明ですが、Movable Typeがベースになっていることから、比較的短期間で開発できるものと思われます。
また、ライセンスも未定ですが、Movable Typeのサブセット的な製品であるため、価格は安価に抑えられそうです。
・・・以上、4月1日のネタをお送りしました(笑)。