株価反発

3月中旬から、株価が反発基調になっています。
昨日(3月27日(金))こそ日経平均株価は前日比で若干マイナスでしたが、この2週間ほどで日経平均株価は20%超の値上がりを記録しています。

2008年11月以降の株価の動き

このところの株高の要因は、以下のようにアメリカに明るい兆しが見え始めたことです。

  • シティの1月と2月の業績が黒字だった(ただし、評価損等を除く)
  • 2月の住宅関連指標が意外に好調だった
  • 5000億~1兆ドル規模のバッドバンク(不良債権買い取りのための機構)構想が発表され、銀行等の財務の健全化が進みそうな雰囲気になった

これらの材料が出る前の3月10日頃の時点では、アメリカではニューヨークダウが一時的に6,500ドルを割り込み、日本でも日経平均株価が7,000円すれすれまで下落していました。
しかし、これらの材料によって、ニューヨークダウは8,000ドル弱まで、日経平均株価も一時は8,800円台まで急回復しました。

もっとも、バッドバンクがスムーズに実現するかどうかなど、まだまだ予断を許さない状況ではあります。
今後の展開に非常に注目すべき段階になってきたと言えるでしょう。