ドル安が進む

このところ、じりじりとドル安が進んでいます。
今朝(12月18日)の時点で、1ドルが87円台に突入しています。

2007年夏以降のドル円の動き

今年後半に入って金融不安が強まっていますが、その中で比較的被害が少ない円が買われ、各国の通貨に対して円が高くなっていました。
ただ、その中でドルも比較的高くなっていて、円とドル以外が弱い状況がしばらく続いていました。

しかし、ここにきて流れが変わってきました。
ドルが世界各国の通貨に対して安くなりはじめ、ドル独り負けになりつつあります。
また、ドル以外の各国通貨に対して急激な円高が進んでいましたが、それが徐々に落ち着いてきました。

ドル円のチャート
ユーロ円のチャート
豪ドル円のチャート
ポンド円のチャート

アメリカではビッグスリーの破たんが懸念されるなど、経済が大幅に悪化しています。
まだまだ底が見えない状態であり、今後もドル安(相対的に円高)が進むことが予想されます。

また、円高の影響で、日本でもトヨタ自動車などの輸出の多い企業が大打撃を受けています。
派遣切りが社会問題になっていますが、日本でも景気悪化がまだまだ続きそうです。