DellがNetbook市場に参入

Netbookが人気になっていますが、以前からDellも参入すると話題になっていました。
そして、今日「Inspiron mini 9」が正式に発表されました。
すでに、Dellのサイトで販売が開始されています。

Netbookは、「Webページやメールの閲覧ができれば良い」という程度のユーザーを、主なターゲットにしています。
ただ、これまでに出た多くのNetbookは、どちらかと言えば「安価で小型なノートパソコン」といった作りのものが多いです。

一方、Dellの「Inspiron mini 9」は、まさに「Webページやメールの閲覧」に的を絞ったようなマシンです。
ハードディスクでなくSSDを搭載したり、もっとも安いベーシックパッケージでは、OSにWindowsではなくUbuntu(Linuxのディストリビューションの一種)を搭載したりなどしています。
Windowsを潔く捨てて、Webページとメールの閲覧に特化したと言えるでしょう(ただし、上位パッケージはWindows XPを搭載)。

今のところ、日本のメーカーはNetbookに対して静観の構えを取っています。
しかし、Dellが参入したことで、日本メーカーもただ見ているだけにはいかなくなりつつあります。
DellのInspiron mini 9や、今後登場予定のLenovoのNetbookが、どの程度一般ユーザーに浸透するかが見物です。

デル株式会社