「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」の続編にあたり、PHPの「データ構造」(配列とオブジェクト)について解説します。
配列やオブジェクトは、頭の中で考えるだけでは、イメージがつかみにくいです。本書では図を多用して、配列やオブジェクトをなるべく分かりやすく解説することを心がけました。
Kindle本で、定価250円です。
メールフォームプラグインV2.0・その7(「メールフォーム」テンプレートの作成)
メールフォーム関連のテンプレートの作り方の続きとして、「メールフォーム」のテンプレートの作り方を解説します。
1.「メールフォーム」テンプレートの作り方
「メールフォーム」テンプレートは、メールフォームとして最初に表示されるページのテンプレートです。
メールを送信したい人は、このページに接続して、メールの文章等を入力します。
1-1.テンプレートの名前とファイル名の付け方
「メールフォーム」テンプレートは、インデックステンプレートとして作成します。
テンプレート名をつける際には、その先頭に「mail_form:」という接頭語をつける必要があります。
例えば、「mail_form:メールフォーム」のような名前をつけます。
また、インデックステンプレートなので、出力ファイル名も指定します。
出力ファイル名は自由に決めることができます。
1-2.テンプレートの構造
Movable Type 4のテンプレートではモジュール化が進められていますが、「メールフォーム」テンプレートもモジュールを利用して作ります。
「メインページ」のテンプレートを元にして、メールフォーム用に作りかえるのが簡単です。
メールフォームのform要素の部分は「メールフォーム共通部分」のテンプレートモジュールとして作りました。
その部分を組み込みたい位置に、「<$MTIncludeMailFormCommon$>」というタグを入れます。
なお、「メールフォーム」テンプレートの先頭には、以下のようなタグを入れておきます。
「value」の部分は、メールフォームの設定を行うと、設定の名前が自動的に入力されます。
<MTSetVar name="mail_setting" value="">
2.「メールフォーム」テンプレートの例
Movable Typeの標準テンプレートセットの場合、「メールフォーム」のテンプレートは以下のようになります。
「メインページ」のテンプレートを元に、以下の箇所をメールフォーム用に変更しています(赤字の箇所)。
- テンプレートの先頭に「mail_setting」の変数を設定する記述を追加
- page_titleの変数に、「メールフォーム」を設定
- MTEntriesタグのブロックを削除して、メールフォームを組み込むためのタグを追加
<MTSetVar name="mail_setting" value=""> <MTSetVar name="body_class" value="mt-main-index"> <MTSetVar name="main_template" value="1"> <MTSetVar name="sidebar" value="1"> <MTSetVarBlock name="page_title">メールフォーム</MTSetVarBlock> <$MTInclude module="ヘッダー"$> <div> <h2 class="comments-open-header">メールの送信</h2> <$MTIncludeMailFormCommon$> </div> <$MTInclude module="フッター"$>