小型低価格ノートPC「EeePC」が近日発売

昨年夏の「COMPUTEX TAIPEI 2007」で、台湾ASUSTeK社が「EeePC」というノートパソコンを公開しました。
EeePCは「199ドルPC」をうたい文句にした小型低価格ノートパソコンです。

そのEeePCが日本でもマウスコンピュータアドテックから発売されることになりました。
199ドル(現在の日本円で約22,000円)はさすがに無理だったようですが、49,800円で発売されますので、ノートパソコンとしてはかなり低価格な部類になります。

EeePCは低価格なため、スペック的にはかなり割り切ったものになっています。
主なスペックは以下のようなものです。

CPUIntel Cerelon
メモリ512MB
ドライブSSD 4G
ディスプレイ7インチ
800×480ピクセル
ネットワーク100BASE-TX
IEEE802.11b/g
サイズ幅225mm×奥行き164mm×高さ22mm
重量0.92kg
バッテリー駆動時間3.2時間

海外版ではLinuxベースのAsus独自ソフトが搭載されますが、日本版ではWindows XP Home Editionが搭載されます。
また、ハードディスクの代わりにSSDを搭載している点が特徴の1つです。

※SSD
Solid State Driveの略で、メモリ(通常はフラッシュメモリ)をハードディスク代わりにするドライブのことです。

SSDの容量が4GBしかないので、Windows XPをインストールすると、空き容量が少ない状況になると思います。
したがって、アプリケーションをいろいろとインストールして使うのは無理そうです。
現状のスペックだと、ユーザーをかなり選ぶマシンになると思います。
Windows XPを削除して、Linuxを入れると遊べそうな感じです。

もっとも、コンセプト的には面白いマシンです。
CPU1GHz以上/メモリ1GB/ディスプレイ1024×768ピクセル/ドライブ20GBぐらいになれば、実用的に使えるマシンになりそうです。
1~2年もすれば、このようなスペックも十分実現可能でしょう。
今後のバージョンアップに期待したいです。