「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」の続編にあたり、PHPの「データ構造」(配列とオブジェクト)について解説します。
配列やオブジェクトは、頭の中で考えるだけでは、イメージがつかみにくいです。本書では図を多用して、配列やオブジェクトをなるべく分かりやすく解説することを心がけました。
Kindle本で、定価250円です。
MTのプラグインでFizzBuzz(笑)
何やら巷で「FizzBuzz問題」が流行っているようです。
参考:
- どうしてプログラマに・・・プログラムが書けないのか?(Jeff Atwood氏、青木靖氏訳)
- 誰でもプログラマになれる新言語「FizzBuzz」、ECMA標準に(Bogus News)
- MTのテンプレートタグでFizzBuzz(Junnama Online)
Junnamaさんの記事を見てついカッとなって(笑)、FizzBuzz問題の結果を出力するためのプラグインを作ってしまいました。
1.FizzBuzz問題とは?
「FizzBuzz」は英語圏の遊びで、以下の決まりを守りつつ、数字を順番に数えてくものです。
- 3の倍数の時は「Fizz」と言う
- 5の倍数の時は「Buzz」と言う
- 3の倍数かつ5の倍数の時(つまり15の倍数の時)は「FizzBuzz」と言う
- それ以外の時は数字をそのまま言う
そして、この問題をプラグラムとして書けるかどうかで、プログラマー志願者をふるい落とすのが、「FizzBuzz問題」です。
2.FizzBuzzプラグイン
この問題をMTのプラグインにすると、以下のようになりました。
Movable Type 4以降で動作するはずです。
package MT::Plugin::FizzBuzz;
use base 'MT::Plugin';
use strict;
use MT;
use MT::Template::Context;
use MT::Plugin;
my $plugin = MT::Plugin::FizzBuzz->new({
id => 'fizzbuzz',
name => 'Fizz Buzz',
version => '1.00',
author_name => "<MT_TRANS phrase=\"Hajime Fujimoto\">",
author_link => 'http://www.h-fj.com/blog/',
description => "<MT_TRANS phrase=\"Fizz Buzz plugin.\">",
});
MT->add_plugin($plugin);
sub init_registry
{
my $plugin = shift;
$plugin->registry({
tags => {
function => {
'FizzBuzz' => \&fizz_buzz,
},
},
});
}
sub fizz_buzz {
my ($ctx, $args) = @_;
my $num = $args->{number};
my $out = '';
$out .= 'Fizz' if ($num % 3 == 0);
$out .= 'Buzz' if ($num % 5 == 0);
$out = $num if (!$out);
$out;
}
1;
「<$MTFizzBuzz number="数字"$>」のようにすると、その数字の時に言うべき言葉が出力されます。
例えば、以下のように使うことができます。
<ul> <MTFor from="1" to="30"> <li><MTVar name="__counter__"> = <MTFizzBuzz number="$__counter__"></li> </MTFor> </ul>
3.テンプレートタグでやってみる
ちなみに、Movable Type 4.1/MTOSでは、標準のテンプレータグだけで、FizzBuzzを表示することができます。
Junnamaさんも作っていましたが、私も作ってみました。
以下のようにタグを組むと、上のプラグインと同じ結果を得ることができます。
<ul> <MTFor from="1" to="30"> <MTSetVar name="fizz" value="$__counter__"> <MTSetVar name="fizz" op="%" value="3"> <MTSetVar name="buzz" value="$__counter__"> <MTSetVar name="buzz" op="%" value="5"> <MTSetVar name="fizzbuzz" value="$__counter__"> <MTSetVar name="fizzbuzz" op="%" value="15"> <li> <MTGetVar name="__counter__"> = <MTIf name="fizzbuzz" eq="0"> FizzBuzz <MTElse name="fizz" eq="0"> Fizz <MTElse name="buzz" eq="0"> Buzz <MTElse> <MTGetVar name="__counter__"> </MTIf> </li> </MTFor> </ul>
