大納会

昨日(12月28日)は大納会(株取引の年内最終日)でした。
通常は12月30日が大納会ですが、今年は29/30日が土日なので、昨日が大納会でした。

↓2007年の日経平均株価の動き
2007年の日経平均株価の動き

今年の株式市場では、2月の中国発世界同時株安や、8月および11月のサブプライムローン絡みの株安がありました。
大納会も、この一年を象徴するかのように、マイナスで終わってしまいました。
2003年~2006年の4年間、日経平均株価は年足で陽線(年の始値より終値が高い)でしたが、今年は残念ながら陰線に終わりました。
年末の日経平均株価(15,307.78円)は、年初の17,322.50円と比べると、11.6%のマイナスです。

もっとも、世界の株式市場を見ると、上記のような問題をこなしつつ、年初より年末の方が高値になっている傾向があります。
主な株価指数の年初と年末を比較してみると、以下のようになっています。
この結果のように、今年は日本株が一人負けした印象が強いです。

指数年初年末変動率
ニューヨークダウ(アメリカ)12,459.5413,365.87+7.3%
NASDAQ(アメリカ)2,429.722,674.46+10.1%
FTSE 100(イギリス)6,220.806,476.90+4.1%
DAX(ドイツ)6,614.738,067.32+22.0%
CAC 40(フランス)5,541.765,627.48+1.5%
ハンセン指数(香港)20,004.8427,370.60+36.8%
ストレーツ・タイムズ指数(シンガポール)3,015.743,445.82+14.3%

日本の株式市場では、外国人投資家のシェアが高いです。
そのため、外国人投資家が売りに回ると、株価が上がらなくなります。
今年の日本の株式市場が不調だった理由として、サブプライムローン問題で痛手を負った外国人投資家が、日本株の利益確定を進めたことがあげられています。
外国人投資家が戻ってくるかどうかが、来年の日本の株式市場を占う鍵になると思われます。

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