「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」の続編にあたり、PHPの「データ構造」(配列とオブジェクト)について解説します。
配列やオブジェクトは、頭の中で考えるだけでは、イメージがつかみにくいです。本書では図を多用して、配列やオブジェクトをなるべく分かりやすく解説することを心がけました。
Kindle本で、定価250円です。
Serene Bach 3.0のβがリリース
SereneBachは、日本人が開発したBlogツールの中では、比較的人気があります。
Movable TypeやWordPressはCMS化が進んで巨大になってきましたが、SereneBachはシンプルで、サーバーインストール型のBlogツールの中では分かりやすい方です。
そのSereneBachの新バージョン「3.0」の開発が進められています。
これまではα版として希望者にのみ配布されていましたが、昨日にβ版が一般向けに公開されました。
なお、昨日にβ001が公開されましたが、インストールができない不具合があって、β002が今日リリースされています。
これまでのSerene Bachでは、Blogのデータをテキストファイルに保存していました。
そして、ページを再構築する際には、テキストファイルをPerlで自力で処理する仕組みを取っていました。
しかし、Blogの記事数が増えれば増えるほど、テキストファイルを処理する方式だと、パフォーマンスが低下します。
場合によっては、負荷が高くなって、再構築時に500エラーが起きてしまうこともあります。
そこで、Serene Bach 3.0では、MySQLまたはSQLiteのデータベースに、Blogのデータを保存できるようになりました。
これらのシステムは、大量のデータを効率良く処理するために作られていますので、これまでのSerene Bachよりもパフォーマンスが上がることが期待できます。
ただ、この変更に伴って、基本的にはデータの互換性がなくなるということです。
管理画面のデザインは、全体的な雰囲気はこれまでのものと同じですが、若干デザインが変わっています。
テンプレートの編集ページには、構文強調表示の機能が追加されています。
システムの内部的には変化が多いようで、Serene Bachのサイトには、以下のように記載があります。
- テンプレートエンジンが刷新されました
- テンプレートの仕様が一部変更されています
- プラグインの互換性が保証されません
当BlogではSerene Bach 2.x用のプラグインをいくつか公開していますが、3用に作り直すことが必要になりそうです。
プラグインのAPI等は後日公開する予定ということですので、その後に対応を考えたいと思います。