日銀利上げ見送り

日本銀行は、11日の金融政策決定会合で政策金利を据え置くことを決定しました。

日本経済新聞の記事

今年の2月に金利が引き上げられ、「次の引き上げがいつになるか」ということが焦点になっていました。
しかし、サブプライムローンの問題が起こり、世界的に信用収縮の動きが強まって、日銀は利上げを行いにくい環境になりました。

サブプライム問題で8月に世界的に株価が下落しましたが、アメリカでは10月に入ってニューヨークダウが史上最高値を更新するなど、サブプライムローン問題は一段落ついたかのように見えます。
その一方で、この問題はまだ終わっていないという見方もまだまだあります。
そのため、日銀は慎重な判断を行って、今回も利上げを見送りました。

利上げ見送りの影響や、明日のSQをにらんだ動きなどから、今日(11日)の午後は株価が急上昇しました。
日経平均株価は、前日比281.09円高の17,458.98円になりました。

もっとも、日経平均株価は8月の急落以前の水準にはまだ届いていません。
アメリカに比べて、株価の戻りが鈍いと言えます。
さらなる株価上昇を期待したいところです。