NTTドコモがデータ通信定額を発表

昨日、NTTドコモが、データ通信の定額料金プランを10月22日(月曜日)から導入することを発表しました。
屋外でインターネットに接続することが多い方に向けたサービスです。

NTTドコモのニュースリリース

1.定額データプランHIGH-SPEED

定額制プランは2種類導入されます。
その1つは「定額データプランHIGH-SPEED」というものです。

このプランでは、HSPDA通信(下り3.6Mbps/384Kbps)でデータ通信を行うことができます。
月額料金は、下限4,200円(50万パケット以内)~上限10,500円(100万パケット以上)です。

ただし、このプランを利用するには、「mopera U U定額HIGH-SPEEDプラン」(月額840円)または「ビジネスmoperaインターネット(HIGH-SPEED)」 (月額630円)も合わせて契約する必要があります。

なお、2008年1月31日までは、キャンペーンで定額データプランHIGH-SPEEDの料金は4,200円になります。

2.定額データプラン64K

もう1つのプランは、「定額データプラン64K」です。

こちらは、PHSでのデータ通信定額制に代わるサービスという位置づけです。
通信速度は上り/下りともに64Kbpsになります。
月額料金は4,200円です。

ただし、このプランを利用するには、「mopera U U額64Kプラン」(月額525円)または「ビジネスmoperaインターネット(64k)」 (月額315円)も合わせて契約する必要があります。

3.利用制限

「定額データプランHIGH-SPEED」「定額データプラン64K」とも、メールやWebなどの、通信量がそれほど多くない用途にのみ利用できます。
FTPでのファイルのダウンロードなどには、利用することができません。

4.イー・モバイルとの比較

今年の3月31日に、イー・モバイルが定額制データ通信を売りに参入しました。
今回のNTTドコモのプランは、料金や利用制限などの点で、イー・モバイルに比べると魅力が薄いです。

ただ、イー・モバイルは今のところ利用可能エリアがあまり広くありません。
NTTドコモの今回のプランは、イー・モバイルが使えないエリアで、イー・モバイルまでのつなぎとして使うのが、主な使い道になりそうな感じです。