ワタミがグッドウィルグループの介護事業引き受けに参入

コムスンの不正問題で、グッドウィルグループは介護事業を譲渡する方針を打ち出しています。
業界大手のニチイ学館が一括引き受けに乗り出していますが、ワタミも引き受けに乗り出しました。

ワタミのプレスリリースはこちら

ワタミと、「民間事業者の質を高める」全国介護事業者協議会が連携し、施設介護をワタミが引き受け、訪問介護を全国介護事業者協議会が引き受けるというものです。

ワタミというと、一般の方には「居酒屋チェーン」というイメージがあるかと思います。
確かに、主力事業は飲食店のチェーンで、売上のほとんどはこの事業で上げています。

しかし、飲食店でのノウハウを利用して2004年に介護事業に参入し、老人ホーム等の施設介護事業も行っています。
現時点ではワタミが運営する老人ホームは30棟弱ですが、2020年に1,000棟を目標にしているということで、飲食店に続く第二の柱を目指していると言えます。

このような中で今回の事件があり、ワタミはグッドウィルグループの老人ホーム事業の買収に名乗りを上げていました。
一方、介護大手のニチイ学館は全事業の買収を提案していました。
グッドウィルグループは介護事業の一括譲渡を目指していて、ニチイ学館が最有力な状況でしたが、ワタミの申し出によって、状況が再度変わってきました。

ワタミは2007年3月期決算で順調な数字を出しており、2008年3月期には1株あたり利益が50%ほど伸びるという予想数値を出しています。
そのため、決算発表後は株価が上昇基調になっていました。
そこに今回の話が加わり、株価にさらに動きが出始めました。

また、ワタミの2007年3月期の連結売上高は1,000億円弱です。
グッドウィルグループの介護関係の売上高は、最新の数字はまだ出揃っていませんが、中間決算の数字から予測すれば、800億円程度になると思われます。
ワタミが買収に成功すれば、ワタミの連結売上高にプラスになりますし、今後の介護関係の事業拡大にもプラスになることが予想されます。

ワタミは株主優待が良く、個人投資家が比較的多くの株を保有しています。
私も株主の一人です。
今週土曜日(23日)に株主総会が開かれますが、この買収の件でも質問が多数出るのではないかと思います。
今後の展開に注目したいです。

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