デフレ脱却までもう少し?

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6月以降、ティッシュペーパーなどの紙が10%程度値上げされるとのことです。
木材や燃料が値上がりしていて、合理化では吸収しきれなくなってきたことが原因です。

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ティッシュペーパーのほかにも、値上げがおこなれているものがいくつかあります。
たとえば、オレンジジュースも値上げされたものの1つです。
世界的に消費が増えたことや、アメリカでハリケーンによって不作になったこと、またブラジルでバイオエタノール用にオレンジからサトウキビへの転作が進んだことなどが原因です。

一方で、値下がりが続いているものもあります。
たとえば、ソフトバンクモバイルの影響で、携帯電話の料金戦争が起こっています。
また、薄型テレビやノートパソコンも値下がりが激しいです。

日本ではデフレが長く続いていますが、上記のように値上がりするものも出てきました。
ただ、全体的に見ると、まだデフレが終わったとはいえません。
全国の消費者物価指数(生鮮食品を除く)の前年同月比をグラフにしてみると、2006年前半までは右肩上がりになって、デフレ脱却を思わせるような動きでした。
しかし、2006年後半から再度右肩下がりの傾向になっています。

↓全国の消費者物価指数(生鮮食品を除く)の前年同月比(総務省)
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デフレから完全に脱却するには、まだしばらく時間がかかりそうです。