配当をもらい忘れたら?

株式投資の1つの楽しみとして、配当をあげることができます。
最近では、株主を重視する流れから、配当の額や回数を増やしたりする企業も多くなっています。

配当は、郵便振替の証書で送られてくることが多いです。
証書には払渡しの期限が書いてありますが、たいていは1ヶ月程度です。
ただ、忙しかったりして、ついつい配当をもらい忘れてしまい、期限が過ぎてしまう、といったこともあります(私も経験があります)。
そのようなときには、「株主名簿代理人」(または「名義書換代理人」)に配当証書を郵送することで、配当を振り込んでもらうことができます。

株主名簿代理人とは、企業に代わって、株主の名簿を作ったり、名義の書き換えを行ったりなど、株券に関する事務を行っている機関のことです。
通常は、信託銀行や証券代行会社が株主名簿代理人になっています。

配当証書の裏面を見ると、配当の振込先の口座を書く欄がありますので、そこに自分の銀行や郵便局の口座を記入します。
そして、株主名簿代理人に配当証書を郵送します。株主名簿代理人の会社名等も配当証書の裏面に記載されています。
郵送してから後数週間ほどすると、指定した銀行口座に配当が振り込まれます。

なお、株主名簿代理人になっている銀行等の本店/支店が近くにあれば、そこに配当証書を持っていって、配当を受け取ることもできます。

また、株主名簿代理人で配当を受け取る場合も期限があり、それまでに受け取る必要があります。
期限は企業が定款で決めていますが、3年のところが多いようです。