「WordPressで学ぶPHP(4)通信編」を発売しました。
本書は、「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造編」「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」の続編にあたり、Webブラウザとサーバー(PHP)との通信と、PHPから他のサーバーに通信することについて解説します。
Twitterの情報を表示するプラグイン(その3)
「Twitterの情報を表示するプラグイン」の最終回として、このプラグインで追加されるテンプレートタグを解説します。
1.TimeLineを出力するコンテナタグ
TimeLineを取得するためのコンテナタグとして、「MTTwitterUserTimeLine」と「MTTwitterFriendsTimeLine」の2つがあります。
MTTwitterUserTimeLineタグは、自分のTimeLineの一覧を出力するためのコンテナタグです。
また、MTTwitterFriendsTimeLineタグは、自分とFriendsのTimeLineの一覧を出力するためのコンテナタグです。
いずれのコンテナタグも、以下のアトリビュートを指定することができます。
アトリビュート | 内容 |
---|---|
sort_order="ascend" または sort_order="descend" | TimeLineの表示順序を指定します。 ascendを指定すると、時間の古いものから順に出力します。 descendはその逆です。 このアトリビュートを指定しない場合は、descendを指定したものとみなします。 |
lastn="x" | TimeLineの最新x件のみを出力します(xは最大20まで) |
2.TimeLineの情報を出力する変数タグ
MTTwitterUserTimeLineタグおよびMTTwitterFriendsTimeLineタグのコンテナの中では、以下の変数タグを使うことができます。
タグ | 内容 |
---|---|
MTTwitterUserName | ユーザーの名前 (TwitterのSettingsページの「FullName」欄に入力したもの) |
MTTwitterUserScreenName | ユーザーのID |
MTTwitterUserLocation | ユーザーの場所 (TwitterのSettingsページの「Location」欄に入力したもの) |
MTTwitterUserDescription | ユーザーの自己紹介 (TwitterのSettingsページの「One Line Bio」欄に入力したもの) |
MTTwitterUserImage | ユーザーの画像 |
MTTwitterUserLink | ユーザーのサイトのURL (TwitterのSettingsページの「More Info URL」欄に入力したもの) |
MTTwitterText | 送信された文章 |
MTTwitterDate | 文章が送信された日時 Movable Type標準のformatアトリビュートで表示形式を変えることができます。 |
3.FriendsおよびFollowersを出力するコンテナタグ
自分のFriendsおよびFollowersの一覧を出力するコンテナタグとして、それぞれ「MTTwitterFriends」と「MTTwitterFollowers」があります。
いずれのタグも、以下のアトリビュートを指定することができます。
アトリビュート | 内容 |
---|---|
sort_by="name" sort_by="screen_name" sort_by="created_on" | Friends/Followersの並べ替えのキーを指定します。 nameは名前順、screen_nameはID順、created_onは各Friend/Followerの最終アップデート日時順を表します。 このアトリビュートを指定しなかった場合は、sort_by="name"を指定したものとみなします。 |
sort_order="ascend" または sort_order="descend" | Friends/Followersの表示順序を指定します。 ascendは昇順、descendは降順です。 このアトリビュートを指定しない場合は、sort_by="created_on"を指定したときにはdescend、それ以外のときはascendを指定したものとみなします。 |
lastn="x" | Friends/Followersのうち、x件のみを出力します |
これらのコンテナタグの中では、2.で解説した変数タグを使うことができます。
MTTwitterTextおよびMTTwitterDateタグの出力は、個々のFriend/Folowerの最終アップデート時の情報になります。
4.タグの組み合わせ例
自分およびFriendsのTimeLineから、最新10件を表示する例
<MTTwitterFriendsTimeLine lastn="10"> <p><a href="<$MTTwitterUserLink$>" target="_blank"><img src="<$MTTwitterUserImage$>" width="48" height="48" alt="<$MTTwitterUserName$>" style="float : left; margin-right : 5px; margin-bottom : 5px; border : 1px solid #999999;" /><$MTTwitterUserName$></a><br /><$MTTwitterDate format="%H:%M"$><br /><$MTTwitterText$><br style="clear : both;" /></p> </MTTwitterFriendsTimeLine>
Friendsの一覧を、最終アップデート順に表示する例
<MTTwitterFriends sort_by="created_on"> <p><a href="<$MTTwitterUserLink$>" target="_blank"><img src="<$MTTwitterUserImage$>" width="48" height="48" alt="<$MTTwitterUserName$>" style="float : left; margin-right : 5px; margin-bottom : 5px; border : 1px solid #999999;" /><$MTTwitterUserName$></a><br /><$MTTwitterDate format="%H:%M"$><br /><$MTTwitterText$><br style="clear : both;" /></p> </MTTwitterFriends>
Movable Typeのプラグイン集「MT Cloud Starter Kit」をぜひご利用ください
oscar
こんにちは、早速プラグイン使わせていただいてます。
こうなると良いなと思ったことです。
画像のサイズをコントロールするAPIってのは、実装されてないのでしょうね。出来れば変更したいところです。
それと、タグにTwitterのユーザーページURLを返すタグがあると良いと思うのですが。
壱
>oscarさん
こんにちは。
画像のサイズをコントロールするAPIはありません。
imgタグにwidthとheightの属性を指定すれば良いでしょう。
また、ユーザーページのURLは、「http://twitter.com/<$MTTwitterUserScreenName$>」で表すことができます。
oscar
こんばんは、壱さん。
>imgタグにwidthとheightの属性を指定すれば良いでしょう。
やはり、そうなるのですね。
ユーザーページのURLは、教えていただいた方法で対応したいと思います。
oscar
こんにちは、壱さん。
リアルタイム再構築プラグインと併せて、使わせていただいてます。
MTTwitterTextの中のURLが自動リンクになっていると便利だと思うのですが、どうでしょうか。
壱
>oscarさん
こんにちは。
「sub twitter_text」の最後の「return $ret;」の前に、以下の文を入れれば、おおむね自動リンクになります。
$ret =~ s!(https?://[a-zA-Z0-9:\/\?\-\.~&%_]+)!<a href="$1">$1</a>!gs;
oscar
こんにちは、壱さん。
なるほど、URLっぽいのをリンクにするんですね。
やってみます。ありがとうございました。
壱
>秘密のコメントをいただいた方
プラグインご利用ありがとうございます。
ご質問の件ですが、Twitter.plの123行目と218行目を以下のように書き換えてみてください。
・書き換え前
join $args->{glue}, @res;
・書き換え後
my $glue = defined($args->{glue}) ? $args->{glue} : '';
join $glue, @res;