日本FP協会の元役員が背任で起訴

2007年2月28日に、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会の元役員が、背任の容疑で逮捕されました。
その後の捜査の結果、昨日(3月20日)にその元役員が起訴されました。

元役員の逮捕についてお詫びとご報告(日本FP協会)
背任容疑による元役員の起訴についてのご報告(日本FP協会)

起訴されたのは、FP協会元役員の作田佳一容疑者です。
容疑の内容は、広告用リーフレットを発注する際に、発注先と共謀して代金を上乗せし、そこから550万円を着服したというものです。

社会が複雑になる中で、暮らしの中でのお金に関する問題も複雑になっています。
このような中で、日本でもファイナンシャル・プランニングの考え方が必要になってきています。
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会は、この時代の流れの中で会員数を増やし、現在では15万人を超えるまでに大きくなりました。

しかし、会員であるファイナンシャル・プランナーからは、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会の上層部に対する不満の声が多いのも事実です。
FPの資格を取って会員になると、初級資格のAFPで年12,000円、上級資格のCFPで年20,000円の会費が徴収されます。
ただ、協会が会員に対して、その会費に見合ったサービスを提供しているかどうかというと、そうではないという意見が多いです。

まだまだFPの認知度が低い中で、日本FP協会にはやるべきことがたくさんあるはずです。
しかし、上層部がこの体たらくでは、先が思いやられます。