株安再び

今日の日経平均株価の終値は、16,676.89円でした。
昨日の終値と比べて501.95円の値下がりで、2月28日、3月5日とならぶ大幅な値下がりになり、3月5日につけた今年最安値まであと一歩というところまで迫りました。

↓2006年7月以降の日経平均株価の動き
2006年7月以降の日経平均株価の動き

アメリカで個人向けの住宅ローンの焦げ付き問題が起こるなど、景気が悪化する懸念が出ています。
そのことから、昨日(3月13日)のアメリカ市場でニューヨークダウが242ドル(約2%)値下がりしました。
それを受けて、今日の日本も大幅な値下がりになっています。
東証一部の全銘柄のうち、値上がりしたのは、日興コーディアルグループなど材料が出ているごく一部の銘柄だけで、その他の大半の銘柄が値下がりしました。

株安とともに、円高も進んでいます。
これまでは、金利が安い円を借りて資金を調達し、他の通貨で運用するという「円キャリートレード」がかなり行われていたといわれています。
その円キャリートレードをやめる際に、円を買って返済することになるため、円が高くなっているいうことです。

3月5日に大幅な下落があった後、持ち直しの動きになっていましたが、それが一気に崩れた形になりました。
先日のエントリーにも書いたように、一度大幅な下落があると、1~2ヶ月程度は株価の動きが荒れることはよくあります。
2月27日の中国の株安から今回の株安局面が始まっていますが、まだ2週間ほどたっただけです。
もうしばらくは株価が荒れる展開が続くのではないかと思われます。

また、現状では信用取引の評価損がそれほど多くない状態です。
今後さらに株価が下がって評価損が拡大すると、信用取引で買っていた投資家の投売りが起こって、大幅安になる恐れもあります。