日経平均株価が昨年の高値を更新

昨日(2007年2月13日)の日経平均株価の終値は、17,621.45円でした。
今年の高値を更新し、また昨年の高値(2006年4月7日の17,563.37円)も更新しました。
また、昨日に引き続いて今日も続伸し、今日の終値は17,752.64円でした。

日経平均株価が17,700円台をつけたのは、2000年5月10日以来、およそ5年9ヶ月ぶりのことになります。

↓2006年1月以降の日経平均株価の動き
2006年1月以降の日経平均株価の動き

景気が穏やかな拡大を続ける中で、株価もじわじわと上昇してきました。
昨年4月7日の高値のあと、6月にかけて大きく下げる場面もありましたが、そこから回復して、ついに高値を突破しました。

また、ここしばらくは円がドルやユーロに対して安い状態が続いています。
円安は輸出企業にとってメリットがあり、マイルドな円安が続くと株価に好影響が出やすいです。
先日開かれたG7で、ヨーロッパからは円安を懸念する意見があったものの、共同声明には円安に関して直接的な言及がありませんでした。
そのため、当面は円安傾向が続きそうであり、このことも株価を押し上げる1つの材料になっていると考えられます。

日経平均株価は高値を更新してきましたが、もう1つの主要指標であるTOPIXは、まだ昨年の最高値に若干及ばない位置にあります(2月14日時点で1765.31)。
TOPIXが昨年の高値を越えて1,800ポイント台に乗ると、1991年11月以来、およそ15年ぶりのことになります。
この大きな壁を越えることができるかが、今後の株式市場を占う上で、注目すべきポイントではないかと思います。