円安が進む

このところ、ドルに対して円安が進んでいます。
昨年は1ドル=115~119円近辺での上下していたことが多かったですが、ここにきて1ドル=120円を超えています。

↓2006年1月以降の円=ドルの動き
2006年1月以降の円=ドルの動き

先日行われた日銀の金融政策決定会合で、利上げが見送られました。
その結果、日本と海外との金利差がすぐには縮まらないという見方から、円を売る動きが続き、円安が進んでいます。

円安は輸出企業にとってメリットであり、日本ではどちらかといえば円安が歓迎される傾向があります。
円安になると、株価が上がることも多いです。

ただ、2003年以来、1ドル=120円を大きく超えて円安になったことはありません。
また、このところの円安の進み方はピッチが速いので、短期的には調整が起こることも十分に考えられます。

2002年に1ドル=135円台までいったことがありましたが、今の円安の状況が続けば、2002年以来久々の出来事になります。
為替の動向は株価にも影響しますので、日銀の利上げとともに、今後の動きに注目したいところです。