「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」の続編にあたり、PHP組み込みの関数や、独自の関数を作る方法などを解説します。
Kindle本で、定価400円です。
アクセスカウンタープラグイン(その5)
今日は、最近n日間のアクセス数を一覧にして出力する方法を紹介します。
↓アクセス数一覧の表示例
1.最近n日間のBlogのアクセス数を一覧表示するテンプレートタグ
「最近1週間の日々のアクセス数を表にして表示する」というように、最近n日間のBlog全体へのアクセス数を出力することができます。
それには、以下のようなタグを使います。
テンプレートタグ | 内容 |
---|---|
MTBlogDailyCounts | 日々のアクセス数一覧を出力するためのコンテナタグです。 「days="○"」のアトリビュートで、出力する日数を指定します。 daysのアトリビュートを指定しない場合は、「days="7"」を指定したことになります。 また、「sort_order="ascend"」のアトリビュートを付けると、日付の古い順に出力します(付けない場合は新しい順)。 |
MTBlogDailyAccessCount | 日々のアクセス数を出力します。 |
MTBlogDailyHostCount | 日々の訪問者(ホスト)数を出力します。 |
MTBlogDailyCountDate | 一覧のそれぞれの日の日付を出力します。 Movable Typeのformatアトリビュートで、出力形式を指定することができます。 |
MTBlogDailyAccessCount/MTBlogDailyHostCountタグでは、「per_max="x"」というアトリビュートを指定することもできます。
これは、出力する期間内で最大のアクセス数をxとしたときの、日々のアクセス数の割合を求めるのに使います。
アクセス数を棒グラフ化する際に役立ちます。
例えば、30日間でもっともアクセスが多かった日が、800アクセスだったとします。
この場合、「per_max="500"」と指定すると、最大の日の800アクセスを500として、日々のアクセス数の割合を計算します。
もし、ある日のアクセス数が600だったとすると、600は800の4分の3です。
したがって、「per_max="500"」と指定すれば、500の4分の3の375が出力されることになります。
2.MTBlogDailyCountsタグ等を使った例
以下の例は、最近1週間のアクセス数とホスト数を表にして出力する例です。
アクセス数/ホスト数とも、数値だけでなく横棒グラフも表示します。
per_maxアトリビュートを使用して、横棒グラフの最大の幅が120ピクセルになるようにしています。
なお、このサンプルを使うには、横棒グラフの表示のために、「1dotbar.gif」という画像を使います。
幅1ピクセルの画像を作って「1dotbar.gif」というファイル名で保存し、Blogの出力先ディレクトリにアップロードしておきます。
<table> <tr> <th>日付</th> <th>アクセス数(上段)<br />訪問者数(下段)</th> </tr> <MTBlogDailyCounts days="7"> <tr> <td> <$MTBlogDailyCountDate format="%m/%d"$> </td> <td> <img src="<$MTBlogURL$>1dotbar.gif" width="<$MTBlogDailyAccessCount per_max="120"$>" height="12" alt="<$MTBlogDailyAccessCount$>" /> <$MTBlogDailyAccessCount$><br /> <img src="<$MTBlogURL$>1dotbar.gif" width="<$MTBlogDailyHostCount per_max="120"$>" height="12" alt="<$MTBlogDailyHostCount$>" /> <$MTBlogDailyHostCount$> </td> </tr> </MTBlogDailyCounts> </table>