ニューヨークダウが12,100ドル台に

アメリカの主要な株価指数である「ニューヨークダウ工業株30種平均」が、このところ好調に上昇しています。
18日に最高値で12、000ドルを突破し、さらに19日には終値でも12,000ドルを突破しました。
昨日の終値は12.116.91ドルで、終値では史上初の12,100ドル台をつけました。

1990年代後半から2001年ごろにかけて、アメリカの経済は「ニューエコノミー」と呼ばれていました。
ITによって生産性が高まり、インフレも抑えられて、継続的に経済が成長するという考え方です。
その頃はアメリカの株式市場は絶好調で、2000年春ごろには、ニューヨークダウは11,000ドルを超えました。

その後、ネットバブルの崩壊や、2001年の同時多発テロ、2003年のイラク戦争などの影響で、一時はニューヨークダウは7,000ドル台まで下落しました。
しかし、イラク戦争が始まってから株式市場は上昇に転じ、ネットバブル期の高値も更新して、現在に至っています。

1998年以降のニューヨークダウと日経平均株価を比較してみると、動きの幅は違いますが、形は似ていることが分かります。
つまり、日本の株式市場は、アメリカの動向に大きく影響を受けていると言えます。
今後もアメリカの動向を注視する必要があります。

↓1998年~2006年のニューヨークダウと日経平均株価の比較
1998年~2006年のニューヨークダウと日経平均株価の比較