ワンタイムパスワード

インターネットバンキングは便利ですが、キー入力を監視するウィルスがパソコンに進入すると、暗証番号を盗まれる恐れがあります。
過去には、インターネットカフェでネットバンキングをして、暗証番号を盗まれた人もいました。
このようなことを防ぐために、「ワンタイムパスワード」を採用する銀行が増えてきました。

ワンタイムパスワードとは、文字通り「一度きり」のパスワードです。
一度使うと無効になりますので、そのパスワードを悪用することができなくなります。

ワンタイムパスワード方式では、「トークン」という機械を利用してパスワードを発行するパターンが多いです。
トークンはキーホルダーぐらいの大きさのもので、液晶画面にパスワードが表示されるようになっています。
振込みなどの処理をする際には、このパスワードを入力するようにします。

ジャパンネット銀行では、全顧客を対象にトークンを配布しています。
また、三井住友銀行では、希望するとトークンが配布されます(月額利用料105円)。

ただし、トークン自体を盗まれた場合、口座番号と暗証番号も盗まれれば、口座を悪用される可能性があります。
トークンを厳重に管理することが必要です。