個人向け国債(変動10年)の初回金利が0.92%に決定

政府は国債を発行して資金を借り入れていますが、一般個人向けに発行する国債として、「個人向け国債」があります。
個人向け国債には、5年満期で固定金利のものと、10年満期で変動金利のものがあります。

いずれも年4回募集があり、13日から10月発行分の募集が始まります。
変動10年ものの当初半年間の金利は、年0.92%に決まりました。

財務省の個人向け国債のページ

日本の景気が回復してきて、ゼロ金利政策も解除されたことから、今後は徐々に金利が上がっていくことが予想されます。
このような状況では、預貯金する場合は金利が変動するタイプの商品がお勧めです。

変動10年の個人向け国債は、半年ごとに金利が見直されます。
したがって、今後金利が上昇すれば、個人向け国債の金利も上昇します。

個人向け国債は1万円単位で購入することができ、銀行・郵便局・証券会社などで扱っています。
一部の金融機関では、インターネットで購入することもできます。

なお、1年経過すれば、満期になる前に解約して換金することもできます。
ただし、変動10年ものでは2回分の利息が手数料として引かれます。また、固定5年ものは4回分の利息が引かれます。この点には注意が必要です。